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「A、」
「オッパ！ごめんね、わざわざお迎えまでありがとう。」
「いいんだよ。Aの就職祝いだもん。」
優しい笑顔で私を見つめるジニオッパ。
大学のサークルの先輩でかっこよくて王子様みたいな人。
見た目は王子様なのに変な笑い方で、サークルのメンバーみんなのいじられキャラで、優しくて人気者のオッパを私も大好きになった。
オッパも私を好きになってくれて告白してくれた時はとにかくびっくりしたなあ。
それからもう2年。
オッパはもう卒業して社会人になったけど、こうして時間を作って私の就職祝いをしてくれた。
JN「じゃあA、就職おめでとう。」
「ありがとう！かんぱーい」
おいしいご飯に大好きなお酒、進路も決まって大好きな人と一緒にいれる。
とても幸せだ。
JN「でもAすごいね。BHって大企業じゃん」
「本当大量採用しててよかったよ〜。じゃないと絶対無理だった！」
JN「そんなことないよ！Aががんばったからだよ。配属先はまだなんだっけ？」
「うん、来月発表なんだ。もうね、同期にも会って仲良くなったよ！見て！この前集まって撮ったの！」
JN「そうなんだ…」
「オッパ？」
JN「ううん、それより配属先決まったらすぐ教えてよ？」
「わかってる！オッパの近くがいいな。そしたらいっぱい一緒にいれるのに。駅から一緒に帰って、ご飯食べてね、休みの前の日はお泊まりしたいな！」
JN「ふふ、そうだね。とりあえず就活は終わったし、会うの我慢してた分卒業まではAを独占するから。」
「えへへ、嬉しい。」
そんな話をしながらお酒も進んで、久しぶりのジニオッパに安心して少し酔っ払ってしまった。
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作者名：すゆ
| 作成日時：2021年5月17日 18時
