新人フェローのくせに生意気らしいよ１【コードブルー】 (ページ20)

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noside

そして藍沢は白石の方を振り向きながら

藍沢「トロント大のレジデントの話があるんだ」

そう白石に向けて伝えた

白石「…そうなんだ」

藍沢「すまない」

会話を終えたふたりは空気が凍ったままICUへと入る

だがそんな空気を一瞬にして一変させる人物がいた

A「あ〜また牛乳残してる！」

ICU内で患者の男の子に向かって騒いでいたのはフェローの藤崎Aだ

「だって嫌いなんだもん」

A「だからちびなんだよ…」

＂牛乳が嫌い＂と言う男の子に対してAはカルテに記入しながら「だからちびなんだよ…」と小さな声で呟いた

そしてその数秒後ICU中にAが担当中の男の子の泣き声が響き渡った

A「も〜広田さん何やってんの？」

広田「A先生が泣かせたんじゃないですか！」

Aは自分の真横にいた広田というナースに罪をなすり付けるが結局怒られてしまう

そんな姿を遠くから見ていた白石は「もう…」とため息をついてしまう

藍沢「まずはあいつからだな」

藍沢はAを見ながら白石に向けてそう言いICUから去ってしまった

白石「いや…育てるって…無理でしょ…」

白石は上司としてスタッフリーダーとしてひとりの人間として絶望を覚えた

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