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noside
エレベーターの扉がゆっくりと開く
すると中から先程運ばれて来た患者を運んでいる藍沢と白石が出てくる
白石「ありがとう、助かった」
藍沢に向けて白石はそう言った
藍沢「フェローはA以外に使える奴はいないのか」
藍沢は患者を運びながら呆れたようにそう言う
藍沢「あれならそこそこ経験を積んだナースの方が使えるな。医者はプライドがある分面倒だ」
白石「でも育てなきゃ。救命を回していくには今は
彼らを育てるしかないから」
藍沢はその白石の言葉を聞いてフェロー達を馬鹿にするように笑う
藍沢「育つ前に患者が死ぬな」
そしてひとつ嫌味を吐く
その嫌味に対し白石が「え？」と聞き返す
そして藍沢は「悪い。部外者が余計なことを言った」と謝った
白石「戻って来れない？」
白石はつい本音を吐き出してしまった
先程までゆっくり歩きながら患者を運んでいた藍沢の足が止まるのが分かった
白石「ごめん…こっちも余計な事言った。藍沢先生が脳外で頼られてるのは知ってるし西条先生だって手放さないよ。今のは嘘忘れて」
白石はなんとか断ち切ろうとし再び患者を運ぼうとする
が藍沢に止められてしまう
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作者名：大 園 す み れ | 作成日時：2023年3月16日 3時
