・ ページ18
すると目の前から冴島さんの「血圧落ちてます」という焦る声が聞こえてきたのが分かった
そして私は名取に「レベルワンの血液FFPに変えて」と伝える
名取は分かったと返事をしたもののやり方が分かっていないようだった
あいつなにやってんの患者死ぬよ！
白石先生は一生懸命出血源を探しているが見つけることが出来ない
私も一応右手でかなり奥の方から引っ張ってはいるが左手には吸引器を持っておりこれ以上私ひとりでは助けてあげることは出来ない
冴島「血圧50切りました」
白石「どこ…」
私は吸引をしながらゆっくりと後ろを振り返りさっきから何もせずただ突っ立っているだけの横峯を黙って見つめた
横峯「あ…な、なにしたら…」
すると横峯は焦りだした
だけどもう遅いもう諦めるしかない
と思ったその時
私の横からまだ血液を触れていない綺麗な手袋をした手が入ってきた
藍沢「見えるか？」
いつの間に着替えてたのこの人？
白石「…まってそのまま」
藍沢先生を見て一瞬固まっていた白石先生は再び気を取り戻して出血源を探った
白石「見える…OK見つけた右の総腸骨静脈からだ」
そして出血源を見つけサテンスキーで遮断することが出来た
雪村「血圧60に戻りました！」
白石「危なかった…」
血圧も戻り無事この患者を死なせずに済む事ができた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 544人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：大 園 す み れ | 作成日時：2023年3月16日 3時
