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緋山「A、あんたホテル探してくんない？」
A「えーむりここに住んだらいいじゃん！」
緋山「馬鹿なの？」
医局で寝ている所を突然緋山先生に叩き起された
何かと思えばホテルを探して欲しいと頼まれた
そんなの自分で探したらいいじゃん
緋山先生が寝る場所なんて興味無いし
それから院内の廊下で言い合いをしていたら緋山先生の電話が鳴りそこでも怒鳴っていた
緋山「病院から40分！？そんな遠いホテルしか取れないの！？何の為の火災保険よ…」
A「40分とかどうせ緋山先生寝坊するし患者死んじゃーう！！」
と大声で言うと緋山先生がいきなり私のお腹に拳を入れてきた
「いったー！」と騒いでいたら藤川先生と白石先生がこちらを見ながら何かを言っているのが分かった
わー医者が愚直言ってるー！
緋山「私は医者なのね！？病院に近くなきゃ意味無いの！え？探して今日中に連絡する、今日中って何時？はい分かった1時間後ね！絶対電話してきなさいよ！」
緋山先生は溜息をつきながら電話を切った
A「緋山先生今家ないんだ〜！」
院内中に聞こえるようにわざと大声でそう言うと今度は頭を思い切り叩かれてしまった
緋山「腹立つわ…白石！あんたの家って病院からどれぐらい？」
緋山先生がそう言うと白石先生が焦り始めたのが分かった
白石「あ…遠いよ？1時間ぐらい」
え？すっごい盛ってる
藤川「え？こっから車で5分って言ってなかった？」
A「わー嘘ついたー！」
2人で白石先生を煽ると当たり前に睨みつけられた
緋山「おぉ、近いじゃん。しばらくあんたのとこ泊めなさいよ」
そう言われた白石先生は溜息をつきながら「しばらくって…？何日ぐらい？」と聞くと「1ヶ月ぐらい」と返ってくる
白石「うわっごめん無理！」
白石先生が緋山先生の質問に即答で断ると緋山先生の表情が鬼のように強張りだすのが分かった
そして私が「振られたー！」と茶化すと緋山先生に「あんたは黙ってて！」と怒鳴られてしまう
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作者名：大 園 す み れ | 作成日時：2023年3月16日 3時
