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ハッキング47 ページ48

降谷side

今日は午後からAの家族にご挨拶をする日だ。なのに、今現在俺は警視庁でデスクの上の書類をがむしゃらに片付けている。

降「・・・風見。いつになったら俺は帰れる。」

風「・・・あと一時間ほどかと。」

機嫌の悪い俺に怯えているのか、小声でそう返してくる風見。

降「今日は彼女のご家族にご挨拶なんだぞ。スーツも変えたいし、風呂だって入りたいんだが。」

ダメもとでそう言ってみれば、聞こえたのは意外にも許容の言葉だった。

風「分かりました。後は我々で片付けておきますので、帰っていただいても大丈夫です。」

降「っ本当か!頼んだ!!」

その返事を聞くや否や椅子からガタっと立ち上がり、鞄を片手に全力で愛車へと向かう。

ロックを解除し、運転席に滑り込む。違反ギリギリのスピードを出し、家に着く。

降「っし!」

風呂に入り、アイロンのかかったスーツに着替える。ちゃんと身だしなみを整え、鏡で何度も確認しながらご家族への挨拶の品を持って奴の家に向かう。

ピンポーン

降「降谷だ。さっさと鍵を開けろ、FBI。」

赤「・・・随分な物言いだな。今開ける。」

ガチャリと鍵の開いた音を聞き、工藤家へと入る。相変わらずとても広い家だ。

『零さん、見て!』

降「ん?・・・っ!それは・・・。」

声がした方を見れば、そこには淡いサーモンピンクのオフショル(肩出し)の膝丈ワンピースを着たAがいた。

『ふふっ、驚いた?私のことを聞いた有希子さんが私用の服を用意してくれてたみたいなの!』

腕のフリルについた白いリボンがはためいて、とても目を引く。

降「・・・あぁ、驚いたよ。とっても可愛くてね。」

『ありがとう!!さ、行きましょう!』

未だ見惚れている俺の右手を取り、車へと導くA。どちらとも親指にはシルバーリングが光っている。

(幸せだな・・・)

彼女と出会ってから、そう思うことが増えた。車を走らせ、彼女の実家へと向かう。

降「相変わらず物凄い大きさの家だな。門から桁違いだ。」

『そう?』

生まれた頃からこの家に住んでいる彼女は何の疑問も持たないのだろう。

『こっちよ。応接間に案内するわ。』

だだっ広い屋敷の中を何の迷いもなくスタスタと歩いていくA。俺は迷わないように着いていくので精一杯だ。

『ここよ。中にはもう父さんが待ってると思う。』

珍しく、少し緊張した顔立ちのA。もし反対されたら。そう危惧しているのだろう。

降「大丈夫。」

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てふてふ(プロフ) - わー、すみません。ありがとうございます! (2019年7月18日 20時) (レス) id: dcfdec1ad5 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 超記憶能力ではなく、瞬間記憶能力ですよー (2019年7月18日 16時) (レス) id: 805b324c62 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - いえいえ、訂正ありがとうございます(*^-^*)この作品大好きなのでこれからも楽しみにしてますね(*^_^*) (2019年5月29日 0時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
てふてふ(プロフ) - まじですか!すいません、そのとこだけ書き直させて頂きます!すいません! (2019年5月27日 19時) (レス) id: dcfdec1ad5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 蘭達が通ってるのは帝丹高校で間違いないんですけど、蘭達は17歳なので3年生ではなく2年生ですよ(´∀`) (2019年5月27日 13時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てふてふ | 作成日時:2019年3月28日 21時

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