ハッキング34 ページ35
降谷side
降「照明を撃ち落とし、奴らの視界を奪った貴方は、僕がまだ倉庫内で身動き取れないことに気付き、外に逃げたかのように偽装するため、ドアを勢いよく開け、奴らを欺いた。おかげで僕は物陰に隠れる事ができ、その後の奴らの動きを知ることができた。」
憎き赤井を目の前に、自分の推理を披露する。観覧車の上にいる為風が酷く、服がはためいている。
降「あれが貴方の仕業なら此処に来ると踏んでましたけど、聞かせてくれませんかね。僕らを助けた了見を。あんな危険を侵さなくても、奴らの情報を盗み聞くことはできた筈ですよね。」
精一杯の皮肉を込め、そう言い捨てる。
赤「わざわざこんな所まで、お喋りに来たのか。」
俺の言葉に眉一つ動かさずに言う。だがここで逆上していてはだめだ。
降「ええ。FBIに手を引けと言いに来たんですよ。キュラソーは我々公安が貰い受けるとね。」
赤「嫌だ、と言ったら?」
この返事が返ってくるのも予想内。それはあいつも同じだろう。そして、この言葉も。
降「力ずくで、奪うのみ。・・・引けぇ!赤井秀一ぃ!!」
不安定な足場を駆け抜け、赤井のもとへと走る。その時、赤井の顔が愉快げに歪んだ。
赤「一つ訂正しておこう。照明を撃ち落としたのは俺ではなく、Aだ。」
降「っ何・・・!?」
予想外の言葉に驚くが、今はそれどころではない。
(まぁ、後でお説教は確定だけどね)
俺と赤井の戦いが、始まったー
ーーーーーーーーーーーー
Aside
『コナン!』
コ「っA!?なんで此処に・・・」
『実はカクカクシカジカで・・・』
観覧車の内部を走り回っていたとき、コナンを見つけ、状況を説明し、される。
コ「ってことは、最初から知ってたのかよ・・・!てか、お前の情報源って、パパなのか。」
『パパ・・・?まあいいや。今はそれどころじゃないの。爆弾を見たでしょう!?』
コ「ああ、下手に触ることもできねえ。でも、ここにはあの人が居る。」
『・・・えぇ、そうね。』
頭をよぎる姿に、目を伏せる。
コ「急いで行くぞ!」
『えぇ!』
まさかこの緊急事態に争っているなんて、思いもしなかった。
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てふてふ(プロフ) - わー、すみません。ありがとうございます! (2019年7月18日 20時) (レス) id: dcfdec1ad5 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 超記憶能力ではなく、瞬間記憶能力ですよー (2019年7月18日 16時) (レス) id: 805b324c62 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - いえいえ、訂正ありがとうございます(*^-^*)この作品大好きなのでこれからも楽しみにしてますね(*^_^*) (2019年5月29日 0時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
てふてふ(プロフ) - まじですか!すいません、そのとこだけ書き直させて頂きます!すいません! (2019年5月27日 19時) (レス) id: dcfdec1ad5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 蘭達が通ってるのは帝丹高校で間違いないんですけど、蘭達は17歳なので3年生ではなく2年生ですよ(´∀`) (2019年5月27日 13時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てふてふ | 作成日時:2019年3月28日 21時