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ハッキング32 ページ33

Aside

観覧車へ向かうエスカレーターの途中で、子供たちが身を乗り出す。

『危ない!』

みんなの忠告も既に遅く、元太くんが宙釣りになってしまっている。瞬間、私は反射的に拳銃へと手をかける。隣で、彼女が動いたからだ。

『一体、何を・・・!』

いつでも発砲できる状態にしておき、様子を伺う。どうやら彼女は元太くんを助けただけらしく、危害を加えた様子は見受けられなかった。

『・・・哀ちゃん?』

上から見える情報では限りがあるが、それでも哀ちゃんの様子がおかしかった。固まってしまっている。

(まさか、彼女のことをしっている・・・!?)

組織に居た彼女なら知っていてもおかしくはない。さて、この状況をどうするか・・・。

ーーーーーーーーーーー
哀「だめよ!」

滅多に聞けないであろう哀ちゃんの大声が響く。

(やっぱり、思い出したか・・・)

彼女が思い出した場合、私も彼らに昨日の情報を伝えるべきだろう。となると、情報源の話もしなくてはいけないが・・・

『ま、別にいいでしょ。』ポソッ

今はとにかく、哀ちゃんから色々聞かなければならない。

ーーーーーーーー
『・・・ラム?』

哀「確証はないけれど、多分。」

成程、そういう結論に至ったか。近いようで遠いな。彼女はラムの腹心、キュラソー。
だが、今この情報を彼らに言うのは得策ではないだろう。話を合わせたほうがいい。

コ「A、お前のハッキングで調べられないか。」

『無理よ。パソコン、おいてきたもの。』

これは事実。流石に今日は要らないと思ってたから。普通こんなことになるなんて誰も予想しない。

哀「子供たちが居ない・・・!」

『っなんですって!』

予想外すぎる。冷や汗が止まらない。もし、記憶が戻ったんだとしたら・・・?最悪の事態が頭を支配する。息がうまく吸えない。

コ「っA!」

『っあ、な、なに・・・』

コ「取り乱すのは仕方ねーけど、今はとにかく急ぐんだ!きっと観覧車だ!」

『っええ、分かったわ。』

コナンの呼びかけに意識が引き戻され、視界がクリアになっていく。

(そうだ。急がなきゃ、間に合わないかもしれない・・・!!)

観覧車に向かって全速力で走っている時に、コナンへと電話がかかってくる。

歩「コナン君、助けてぇ!」

電話から聞こえたその声に、体が硬くなる。

(・・・いいえ、決め付けるにはまだ早いわ)

冷静さを取り戻し、会話へと集中する。

(よかった、最悪の事態じゃない。)

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てふてふ(プロフ) - わー、すみません。ありがとうございます! (2019年7月18日 20時) (レス) id: dcfdec1ad5 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 超記憶能力ではなく、瞬間記憶能力ですよー (2019年7月18日 16時) (レス) id: 805b324c62 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - いえいえ、訂正ありがとうございます(*^-^*)この作品大好きなのでこれからも楽しみにしてますね(*^_^*) (2019年5月29日 0時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
てふてふ(プロフ) - まじですか!すいません、そのとこだけ書き直させて頂きます!すいません! (2019年5月27日 19時) (レス) id: dcfdec1ad5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 蘭達が通ってるのは帝丹高校で間違いないんですけど、蘭達は17歳なので3年生ではなく2年生ですよ(´∀`) (2019年5月27日 13時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てふてふ | 作成日時:2019年3月28日 21時

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