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ハッキング38 ページ39

降谷side

上の方から赤井達がいるところへと降りてきて、張り巡らされた爆弾について会話する。その時に盗み見たAの表情がどことなく暗かったのが、少し引っかかった。

降「赤井、お前Aに何かしたんじゃないでしょうね。」コソッ

赤「・・・さあな。」コソッ

コ「二人共、なにコソコソしてるの?」

降・赤「いや、何も。」

そんな茶番を繰り広げている間も、Aの顔は晴れない。笑ってはいるが、心から笑っていない。そんな気がする。

降「・・・A、何かあったのか?」

『・・・いいえ、何もないわよ?どうして?』

降「いいや、何もないならいいんだ。・・・でも、少しは俺も頼ってくれよ。」

そう静かに微笑めば、Aは少し驚いたような顔をして、そうして、静かに頷いた。

『・・・この事件が終わったら、話があるの。』

何かに耐えるような表情でそう呟いた彼女の顔は、普段よりもずっと大人びて見えた。

降「・・・ああ、分かった。」

そう返事をすれば、安心したように息を吐く音が聞こえた。とにもかくにも、まずはこの案件を片さなければならない。どうやら、赤井が持っていた暗視スコープが使えなってしまったようだった。

『・・・私のライフルバックに入ってるスコープを使って。通常のよりは見えやすいはずだから。』

Aが自身のライフルバックからスコープを取り出す。そして、彼女自身もライフルを構え、予備としてか、肩に弓矢を背負う。

赤「すまない、ありがとう。」

そうしている間に俺は赤井のライフルバックに詰めた爆弾を起動させる。

降「見逃すなよぉ!!」

そう叫び、全力で音のする方へとぶん投げる。

ドォォォン!!!

大爆発の音が響く。風が強く吹き付けて、Aの髪を靡かせていた。

コ「見えた・・・!」

そういうや否やボールを蹴るコナン君。本当にいつもいつも驚かせられる。

照らされた上空を見上げ、Aと赤井が銃を構える。

赤・A『墜ちろ』

轟音が響き、結合部に当たったのだと分かる。心なしか安堵した表情のAを尻目に走り出した。

『待って!私も行く。』

そう言って着いてきたAに驚きながらも、内心嬉しく思っている自分に苦笑いしながら、歩みを進めた。

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てふてふ(プロフ) - わー、すみません。ありがとうございます! (2019年7月18日 20時) (レス) id: dcfdec1ad5 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 超記憶能力ではなく、瞬間記憶能力ですよー (2019年7月18日 16時) (レス) id: 805b324c62 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - いえいえ、訂正ありがとうございます(*^-^*)この作品大好きなのでこれからも楽しみにしてますね(*^_^*) (2019年5月29日 0時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
てふてふ(プロフ) - まじですか!すいません、そのとこだけ書き直させて頂きます!すいません! (2019年5月27日 19時) (レス) id: dcfdec1ad5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 蘭達が通ってるのは帝丹高校で間違いないんですけど、蘭達は17歳なので3年生ではなく2年生ですよ(´∀`) (2019年5月27日 13時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てふてふ | 作成日時:2019年3月28日 21時

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