8話 ページ9
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「それじゃあ行こう!!…っていっても僕は場所が分かんないんだけどね…」
『ふふ、私から案内するって言ったんだからちゃんと案内するよ。服とか色んなものまとめて買うならショッピングモールとかの方が良いよね…』
『少し歩くけど、大丈夫?』
「もちろん!」
ショッピングモールは駅の近くにある、駅まではここから数十分だ。
この街は少し都会だから人も多く、その分娯楽も多い。
駅に行くまでの途中にも色々なビルや施設がある為、街を歩くだけで一日楽しめそうだ。
アパートの敷地を出て駅へ向かう。
他愛ない会話を交わしながら、歩道を二人で歩いていく。
こうして隣に立ってみるとアルバーンとの体格差が分かり易くて、あんなに可愛らしいけれど男の子だということを自然と意識してしまう。
俯きがちになっていた視線をちらりとアルバーンへ向ければ、ぱちっと目が合い少し頬が熱くなった。
「…どうかした?」
『ううん…!なんでもない』
ばっと思わず顔を逸らすと前からは歩道を物凄いスピードで走り抜けていく自転車が迫ってきていた。
その上、自転車に乗っている人はスマホを見ながら運転しているためフラフラしていてとても危ない。
避けなくては、と脳が命令を出しているのに狭い歩道では避けるのも精一杯で、あまりの速さに驚いてしまい、すぐそこに迫っているというのに身体は動かなかった。
自転車とすれ違う瞬間、思わずきゅっと目を瞑ると強く腕を引っ張られる感覚。
「Oh…shit!…危ない…!」
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オレンジ
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如月楓(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです! 更新頑張ってください! 応援してます❗ (2022年11月10日 16時) (レス) @page22 id: ad808662e3 (このIDを非表示/違反報告)
す(プロフ) - 清掃員Cさん» コメントありがとうございます〜!そう言って頂けて嬉しいです!!是非これからも読んで頂けると幸いです! (2022年9月14日 23時) (レス) @page12 id: 78ecc53219 (このIDを非表示/違反報告)
清掃員C(プロフ) - 更新たのしみにしてます。 (2022年9月14日 3時) (レス) @page10 id: 1f64b1c9bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:す | 作成日時:2022年9月7日 16時