10話 ページ11
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『ま、待って…手……?』
「これが一番離れないでしょ?」
『それはそうだけど…』
余りにも自然に私の手を取るアルバーンに思わず動揺してしまう。
やはり海外の方ではこういったスキンシップは普通なのだろうか。
それとも私の気にしすぎ?なんて考えながら、思考を混乱させているとアルバーンが遠慮がちに口を開く。
「もしかして嫌だった…?ご、ごめん…!!」
『あっ、いや、そういう訳じゃ…ちょっとびっくりしただけだよ』
そうだ、アルバーンは互いが見失わない様にと気遣ってくれただけ。
申し訳無さそうに離された手を今度は私から差し出す。
『その、繋いでくれる…?』
「!…もちろん!!」
ぎゅっと繋がれた私よりも大きな手は暖かくて、恥ずかしいという感情よりも安らぎを感じた。
『それじゃあ行こっか、』
「うん!」
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ショッピングモール内は広く、様々な店舗が並んでいる。
あれから私達は生活用品などの雑貨屋さんに来ていた。
『わ、これ可愛い……』
「えっと〜……… Um…shark……」
『あ…サメ、かな…?』
「さめ?」
『そう、サメ』
立ち並ぶ素敵な商品の中で私が気になったのは、可愛らしいサメのぬいぐるみ。
少し大きいが、抱き締めて寝たりする分にはとても良いだろう。
「…Aはこれ好きなの?」
『うん、可愛いなあって思って』
「ふーん…僕も欲しくなってきた、買ってくる!!!」
『えっあ、うん…!』
そういってぬいぐるみを手に取り、値段も見ずにレジへ向かったアルバーンは、身長も高く男性的だというのに凄く可愛くて。
そんな光景にひとり頬を緩ませながら、他の商品を見ていると、あるマグカップが目に留まった。
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ラッキーアイテム
おにぎり
ラッキーカラー
オレンジ
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如月楓(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです! 更新頑張ってください! 応援してます❗ (2022年11月10日 16時) (レス) @page22 id: ad808662e3 (このIDを非表示/違反報告)
す(プロフ) - 清掃員Cさん» コメントありがとうございます〜!そう言って頂けて嬉しいです!!是非これからも読んで頂けると幸いです! (2022年9月14日 23時) (レス) @page12 id: 78ecc53219 (このIDを非表示/違反報告)
清掃員C(プロフ) - 更新たのしみにしてます。 (2022年9月14日 3時) (レス) @page10 id: 1f64b1c9bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:す | 作成日時:2022年9月7日 16時