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センラ先輩をカラオケへ連れて来ることに無事成功した。
『私、結構ボカロとか好きなんですよねー。...センラ先輩はボカロ歌えますか？』
さり気なく探りを入れていく。
もしかして私、探偵になれるかもしれない。来世は刑事とかもありかも。
するとセンラ先輩は白々しく、
「...いやー俺は、ああいう速い曲は無理やわー。もうおっさんやしなぁ」
と言った。
嘘つけ、バリバリ歌えるだろ。それを生業にしてるだろ。全て知っているため、ジト目になってしまいそうになるが、グッと抑える。
『えぇー！でも、これくらいは歌えますよね？』
【Aは更に追撃した！】
ボカロ曲の中でも、1番有名な曲と言っても過言ではない曲を指差して言う。
これは赤白歌合戦でも歌われていた曲だ。聞いたことがないと言うのには無理がある。
「うーん、歌えるっちゃ歌えるけど…あんまうまないで？」
『全然大丈夫ですよ！一緒に歌いましょう！！』
渋々ではあるが、センラ先輩と一緒に歌えることになった。
言い出しといて何だけど、今からプロの歌手とデュエットするってことだよね！？手汗がヤバい…キー思いっきり外したりしたらどうしよう。頑張ろ…。
そして、ついにセンラ先輩が歌う。
伸びやかな高音に綺麗なビブラート。儚くて艶があって、でも何処か力強くて。素人の私でも上手いということは分かった。ドキドキして、胸が締め付けられて、思わず自分が歌うのを忘れそうになるくらい、センラ先輩の歌声に聞き惚れていた。
それでも何とか歌いきり、興奮してセンラ先輩にまくし立てる。
『センラ先輩めちゃくちゃ上手いじゃないですか！！もっと歌ってください！！もうワンマンライブしちゃいましょ？？』
「ありがとうございますー。ワンマンライブは疲れるんで遠慮しときますわぁ」
ワンマンライブはサラッと流されたが、次に歌う曲をもう入れようとしている辺り、満更でもないらしい。今日はタンバリンを叩く役に徹しよう、密かにそう誓ったのであった。
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楽しくて楽しくて、気が付けば、もう夕方になっていた。
「そろそろ帰ろか。昨日は俺が送ってもろたし、今日は俺が送るわ」
紳士すぎるセンラ先輩の申し出に遠慮し、一旦は断るが結局は送ってもらうことになった。
センラ先輩は、こういうところは頑固だ。
楽しい時間はあっという間で、すぐに私のマンションの前に着いた。
お礼をお互いに言い、軽く手を振って別れる。
今日が終わらなければ良い、なんて思った。
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わたぐもちゃん@推しが尊い連盟(プロフ) - るろぉぉうぉうわ？！！((凄いなぁ…センラさんカッコイイしセンラさんらしさが出ていて素敵です！やっぱり見ておいてよかったと思ってるバカです(( (2020年3月24日 22時) (
レス) id: f4327bfb3f (このIDを非表示/違反報告)
刺身(プロフ) - すーさん» はい！応援してます！ (2020年3月18日 6時) (レス) id: effb00d62f (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 刺身さん» お気に召したようで何よりです！！個人的には毒舌の時の方が多い気がしますwそのThe 京都人な感じも、お話に活かしていけるように頑張ります！ (2020年3月17日 22時) (レス) id: a451fa3878 (このIDを非表示/違反報告)
刺身(プロフ) - すーさん» お返事ありがとうございます！スパダリセンラさん大好きです(( 時々配信とかでの毒舌っぷりも沸いてます( (2020年3月16日 20時) (レス) id: effb00d62f (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 刺身さん» コメントありがとうございます！！センラさんは配信などでも社会人らしさが見えるところがあり、それをこのお話では盛り込みたいと思って書いたので、このセンラさんはスパダリです() (2020年3月16日 20時) (レス) id: a451fa3878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すー | 作成日時：2020年3月10日 12時
