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どれくらい待っただろう、タクシーが停まるたびにヌナじゃないかとドキドキしながら降りる人を見る。
ヌナにやっと会えるという気持ちで、ヌナを待つ時間も全く苦にならなかった。
それから少しして1台のタクシーがマンションの前に停まった。
降りてきたのは男の人、その人に支えられるように降りてきた女の人は、僕がずっと会いたかったヌナだった。
A「ジェフン、ありがとう。」
JH「ヤー、お前飲みすぎだって。大丈夫か??」
ヌナ「うん、ごめん。いろんな意味で大丈夫じゃないかも。」
JH「わかってるよ。ほら、行くぞ?部屋までしっかり歩けよ?」
僕とヌナとの距離は少しあって、2人の会話は聞こえなかったけど、ヌナはお酒を飲んでるみただった。
中に入ろうとした時、僕は2人の所に駆け寄る。
MH「ヌナ?」
僕の呼びかけにヌナがゆっくり顔を上げる。
A「ミニョン…。どうしてここに?」
MH「どうしてって、ヌナに会いに来たんだ。」
A「ずっと連絡ないから、私の事忘れたのかと思ってた。」
ヌナがフッと自嘲的に笑う。
MH「連絡できなくてごめん。」
気まずい空気の中、一緒だった男の人が間に入った。
JH「2人ともここで話すと目立つしミニョンくんも困るだろ? 中に入って話したらどうだ?」
男の人は僕の事を知っているみたいだった。
A「ジェフン、大丈夫。ミニョンとはここで話が終わるから。」
ヌナは僕の顔を見ると、一言言い放った。
A「ミニョン。私たちもう別れよう?
もう無理みたい。 こない電話を待つのも、あなたが会いに来てくれるのを待つのも。」
MH「……ヌナ………。」
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ななし(プロフ) - YES。さん>コメントありがとうございます。If you はどうしても書きたくなったで、歌詞を少し借りて私が思った事を書いてみました。ネタが尽きてきましたがボチボチ書いて行くので、時々のぞいてください。 (2017年8月31日 21時) (レス) id: 822c5f20d0 (このIDを非表示/違反報告)
YES。(プロフ) - 最後の If you すごく泣けました・・・。 この小説すごく好きです!頑張ってください! (2017年8月31日 17時) (レス) id: 372597b041 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななし | 作成日時:2017年7月9日 23時