ファンミーティング ページ34
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私は今、新人アイドルのファンミーティング会場にいる。
私はアイドルに疎いほうなので、自らファンミーティングに足を運ぶ事はないのだけど、親友がどうしてもついて来て欲しいとお願いするので渋々会場にきた。
最近デビューしたらしく、話題性もあって大型新人。
アイドルに疎い私でも、全く興味がないわけじゃない。
最近のアイドルは歌もダンスも上手くて、顔面偏差値も高い。
それはミニョニ達を見れば充分わかる。
A「ねぇ、なんていうアイドルなの?」
りか「サバイバル番組から選ばれた子達なんだけど、結構いいのよ。」
A「へー」
そういえばミニョニ達もサバイバル番組だったよね。
ジョンヒョン、ミンギ、ドンホはダメだったけど、ミニョニは選ばれたから忙しそうにしてたな。
そんな事をボーッと考えてもいると男の子達が出てきた。
りか「あっ!出てきたよ。」
隣で親友のりかが興奮してるけど、私は出てきたメンバーを見てビックリした。
だってメンバーの中にミニョンがいるから。
まさかミニョニ達のグループとは思いもよらなかった。
りか「最後にサインがもらえるから、Aも一緒に並ぼう? 誰がいい?」
A「え…? そうなの? 私はサインとか別にいいかな。」
りか「何言ってるの? せっかく来たんだから、ほら行くよ?」
A「りか、待ってよ!」
りかに腕を引っ張られ、一緒に並ぶ事になった。
私のため?に、用意されていたアルバムの冊子を持たされ、順番にサインをもらって行く。
急に並ばされたのと、誰が誰だか全く分からない私にメンバーとの会話は皆無だった。
そして、ミニョンの番が近づくにつれ、私の緊張も高まって行く。
いよいよミニョンの番になった時、ミニョニは私の顔を見てほんの一瞬目が泳いだ。
それは誰にも分からなかったと思う。
本当に一瞬だったから、だけどこれ以上表情は変えなかった。
さすがミニョニだね。
MH「アンニョン! 」
黙っていた私に挨拶をしてくれ、手に持っていた冊子を優しく取るとサインを書いてくれた。
書き終わると私の手を包むように握り、親指で手の甲を撫でる。
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ななし(プロフ) - YES。さん>コメントありがとうございます。If you はどうしても書きたくなったで、歌詞を少し借りて私が思った事を書いてみました。ネタが尽きてきましたがボチボチ書いて行くので、時々のぞいてください。 (2017年8月31日 21時) (レス) id: 822c5f20d0 (このIDを非表示/違反報告)
YES。(プロフ) - 最後の If you すごく泣けました・・・。 この小説すごく好きです!頑張ってください! (2017年8月31日 17時) (レス) id: 372597b041 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななし | 作成日時:2017年7月9日 23時