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収録が始まってから一ヶ月、最初の順位発表があったあと、やっと2日休みがもらえる事になった。
アロニョンが待つ宿舎へ帰り、久しぶりに5人で食事をした。
いつもおちゃらけているヒョンだけど、僕達の体の事を心配していた。
しかも自分だけ参加してないとなると、申し訳ない気持ちもなおさら大きかったようだ。
MH「ヒョン、俺たちは大丈夫だよ。
ヒョンのぶんも頑張るから待ってて。」
3人も同じようにアロニョンに声をかけた。
結果がどうであれ、俺たちは大丈夫!
今までも5人で辛かった時期を乗り越えてきたんだから。
ひとしきり話をしたあと、僕はヌナの待つマンションに向かった。
マンションに着いて鍵を開けると、ヌナが出迎えてくれる。
靴を履いたままヌナを抱きしめると、何も言わずヌナも抱きしめ返してくれた。
A「おかえり。 」
MH「ただいまー。やっぱ人がいる家に帰るのっていいね。」
A「収録はどう? 順調?」
MH「うん、結構キツいけど、みんなで頑張ってるよ。」
ヌナは僕のことを気遣って、ゆっくりできるようにしてくれていた。
MH「まだ放送前だから言えないけど、みんなとデビューできるように頑張るから。」
A「うん。ミニョニらしくやればいい。
そうすればきっと結果もついてくるよ。」
ヌナはいつも頑張れとは言わない。
そこがまたヌナの好きなトコでもあるんだ。
休みが明ければまた張り詰めた日が続く。
少ない時間でも、ほんのささいな何気ない会話だけど、僕にとってヌナと一緒に過ごす時間が大切なんだ。
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ななし(プロフ) - YES。さん>コメントありがとうございます。If you はどうしても書きたくなったで、歌詞を少し借りて私が思った事を書いてみました。ネタが尽きてきましたがボチボチ書いて行くので、時々のぞいてください。 (2017年8月31日 21時) (レス) id: 822c5f20d0 (このIDを非表示/違反報告)
YES。(プロフ) - 最後の If you すごく泣けました・・・。 この小説すごく好きです!頑張ってください! (2017年8月31日 17時) (レス) id: 372597b041 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななし | 作成日時:2017年7月9日 23時