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一緒に歩いてるのは仲良さそうだから、きっとジェフンさんだろう。
同期と一緒じゃなくても、2人で飲みに行ったりするって言ってたし…。
MG「ヌナと一緒にいる人って彼氏かなー?」
MH「ヌナに彼氏はいないよ!」
MG「なに怒ってるんだよ?」
JR「ヤキモチ妬いてるんだよ。」
MH「違うよ!」
なんだかわからないけど、2人の事を見ているとイライラする。
ヌナが言ってた好きな人って、ジェフンさんかもしれないな…。
しばらく忙しい日が続いていて、宿舎に帰るのも深夜が多かったからヌナへメールするのを控えていたけど、今日は週末で少し早く帰れたのでメールをしてみた。
『ヌナ、お久しぶりです。元気でしたか?』
『うん、普通に元気だよ。』
すぐ返事が帰ってきたものの、なんとなく違和感を覚えた。
『少し遅い時間ですけど、ちょっとだけコーヒー飲みにいきませんか?』
『ごめん、無理。』
『出かけてるんですか?』
『1人だよ。だけど、今日は無理。』
最後のヌナの返事をみて、メールではなく電話してみた。
最初のコールで出なかったので、もう一度コールしてみる。
A「はい…。」
MH「ヌナ? 何かありましたか?」
A「何もないよ。今日は少し疲れたから、ゆっくりしたいの。」
ゆっくりしたいと言いながら、外にいる雑音が聞こえてくる。
MH「こんな遅い時間にどこにいるんですか? 家じゃないですよね?
口調もはっきりしてるから、お酒は飲んでないですよね?」
A「………………。」
MH「ヌナ? 今から行きますから、どこにいるんですか?」
A「……いつものカフェにいます……」
僕は返事もせず携帯を切ると、ヌナがいるというカフェに急いだ。
15分後、カフェに着くと一番奥の席に座っているヌナを見つけた。
テーブルの上にはパソコンと書類が所狭しと並んでいたが、全く手がついていないようだった。
MH「はぁはぁ、ヌナ? 仕事してたんですか?
様子がおかしかったから気になったんですけど…。」
僕がそういうと、ヌナは急に涙を流し始めた。
MH「え!? ヌナ?? どうしたんですか?」
泣きやむ様子もないので、僕はヌナの隣に座りヌナの頭と背中を優しく撫でる。
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ななし(プロフ) - YES。さん>コメントありがとうございます。If you はどうしても書きたくなったで、歌詞を少し借りて私が思った事を書いてみました。ネタが尽きてきましたがボチボチ書いて行くので、時々のぞいてください。 (2017年8月31日 21時) (レス) id: 822c5f20d0 (このIDを非表示/違反報告)
YES。(プロフ) - 最後の If you すごく泣けました・・・。 この小説すごく好きです!頑張ってください! (2017年8月31日 17時) (レス) id: 372597b041 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななし | 作成日時:2017年7月9日 23時