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side:N
さとみくんの為にころちゃんとお粥を作ってさとみくんに食べさせた。
ゆっくり食べさせたしさとみくんも自分からもういらないって言ってくれたから大丈夫だと思っていた。
でも、食べてすぐに大量に嘔吐してしまった。
戻してびっくりしたのかわんわん泣きだしちゃったさとみくん。
熱上がっちゃうよ〜…
「うえぇぇんっ…お風呂やだあ〜っ!」
「でも体ベトベトでしょー?」
「やあぁ〜っ!げほっ、おえっ」
下も脱がせてお風呂の洗い場にいるんだけど嫌々しちゃってるの。
ダルくて動けないみたいだから体は洗えるんだけどずっと泣いちゃってる。
しかも泣いてるからか時々嘔吐いてるし…
「大丈夫かあ?手伝う?」
「ジェルくん!」
いいタイミングでジェルくんがお風呂を覗いてくれた。
「さとちゃんの体拭いてあげて〜」
「やあだあ〜っ!」
「はいはい、さとみおいで〜」
ぐずぐずのさとちゃんを上手になだめながら体を拭いてくれた。
さすがジェルくん。
「とりあえずこれでええやろ?」
そう言ってきたジェルくん。
そちらを見るとさとみくんは上がモコモコパーカー、下がおむつ1枚。
スボン汚れちゃうかもしれないしそれでいっか。
俺はこくん、と頷いた。
「じぇるだっこお〜っ」
「はいはい、抱っこな」
さとみくんはジェルくんに抱っこされてぺったりと体を預けている。
その間に俺も足拭いたりさとみくんの汚れた服を水洗いしたりした。
「じぇる…トイレ…」
「おん、行こか。お腹痛いか?」
「ん…ぐるぐるしてる…」
ジェルくんがさとみくんをトイレに連れて行ってくれたから俺はリビングに戻った。
「なーくんおかえり」
「あ、ころちゃんありがとね」
「ちょっとお布団無理そう」
「じゃあ俺の持ってくるよ」
リビングでころちゃんがさとみくんのお布団を一生懸命綺麗にしてくれていた。
でもすぐには無理みたいだから俺の布団を持ってくることにした。
さとみくんは大丈夫かな…
さとみくんも心配だけど、とりあえずさとみくんが寝れる場所を作るのが先。
急いで布団を運んで、汚しても大丈夫なように枕の周辺にタオルを敷く。
んえぇぇんっ!!
あーあー…泣いてるわ…
吐いて下してるしやっぱり胃腸炎かな…
かわいそうだけどどうすることもできないな…
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るん。(プロフ) - ゆい(*´꒳`*)さん» ありがとうございます!今はpixivをメインに書かせてもらってます! (2022年1月25日 20時) (レス) id: 9f109c1542 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(*´꒳`*) - 一年以上経ってるけど…!リピーターさせてもらってます!この作品すごい好き! (2022年1月23日 20時) (レス) @page43 id: 08a4ffc0b2 (このIDを非表示/違反報告)
るん。(プロフ) - 花桃さん» ありがとうございます(^^)pixivの方もありがとうございます(^^) (2021年1月23日 10時) (レス) id: 4e182eeb85 (このIDを非表示/違反報告)
花桃(プロフ) - 好きです(?)胃腸炎?らしきもののさとみくんの話最高でした!Pixivもこっそり見せてもらってますp_-) (2021年1月22日 22時) (レス) id: b10bdec2cb (このIDを非表示/違反報告)
るん。(プロフ) - さくらんぼさん» pixivの方もありがとうございます!わかりました!(^^) (2021年1月19日 11時) (レス) id: 4e182eeb85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るん。 | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/users/7219287
作成日時:2021年1月2日 0時