○ ページ35
-
side:S
せっかく弱音吐かないようにしてたのになーくんの言葉と腕で簡単に涙が溢れてしまった。
不安でおむつを履いたけどたぶんなーくんにはバレてる。
子ども組が頭を撫でてくれて気持ちがほわほわと温かくなった。
さっき失敗してから1時間もたってないのに急に尿意が襲ってくる。
なーくんと手を繋いでトイレに行って無事に済ませた。
「さとみくんおしっこ間に合ったね!偉い偉い!」
「んふふ…」
たくさん褒めてくれる…
自然とふにゃりと笑顔になる。
「さとみくん、またゲームやろっか」
「うん!やる!」
それからまたみんなでゲームをした。
side:N
「ころーん、おしっこ出た」
「え?出ちゃったの?出る前に言ってよ〜」
「んへ〜」
ゲームをし始めたのはいいんだけど、さとみくんのおもらしが止まらない。
しかもおむつを交換してもらえるのが嬉しいみたい。
「りいぬ〜、おしっこでたあ」
「出たのお?替えよー?」
「替える〜」
さっきまで強がってたさとみくんはどこへやら…
かわいいからいいんだけどね…
「じぇる〜、おむつ替えて〜」
「はいよー、おいでー」
「んふ〜」
ほんっとに嬉しそう…
それにしてもおもらし多いな…
「るぅと〜」
「おしっこ出ちゃいました?」
「でたあ〜」
「ふふ、替えましょっか」
「はーい」
最年少に対してもその可愛さなのね。
もう俺のとこには来てくれないのかな…
「なあくん…」
お!来た!
「おしっこ…」
「ん、おむつ替えよっか」
「ちがう…っ、おしっこ出る…っ」
「え?出るの?」
「トイレっ」
ぱたぱたと足踏みをするさとみくん。
かわいっ…
「早く行こ!」
「んんぅ〜っ!」
「ほらほら泣かないの〜!」
ぐずぐずのさとみくんをトイレに連れて行く。
ササッとズボンとおむつを脱がせて座らせる。
「ふえ…っぅ、えぇ…っ」
「なあに、なんで泣いてるの」
「出ちゃった〜!」
「え」
わんわん泣きながら出ちゃったというのでおむつを覗くとおむつが黄色く染まっていた。
「ああ、そっかそっか惜しかったね〜」
「ふえぇぇんっ!」
「よしよし…」
おむつを交換してあげてリビングに連れて行くとぐずぐずしながらクッションを抱えてソファーの上で丸まったさとみくん。
普段からは想像できないな。
いつの間にかすやすやと眠っていたさとみくん。
俺たちの前では強がらなくていいからね。
Fin.
84人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るん。(プロフ) - ゆい(*´꒳`*)さん» ありがとうございます!今はpixivをメインに書かせてもらってます! (2022年1月25日 20時) (レス) id: 9f109c1542 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(*´꒳`*) - 一年以上経ってるけど…!リピーターさせてもらってます!この作品すごい好き! (2022年1月23日 20時) (レス) @page43 id: 08a4ffc0b2 (このIDを非表示/違反報告)
るん。(プロフ) - 花桃さん» ありがとうございます(^^)pixivの方もありがとうございます(^^) (2021年1月23日 10時) (レス) id: 4e182eeb85 (このIDを非表示/違反報告)
花桃(プロフ) - 好きです(?)胃腸炎?らしきもののさとみくんの話最高でした!Pixivもこっそり見せてもらってますp_-) (2021年1月22日 22時) (レス) id: b10bdec2cb (このIDを非表示/違反報告)
るん。(プロフ) - さくらんぼさん» pixivの方もありがとうございます!わかりました!(^^) (2021年1月19日 11時) (レス) id: 4e182eeb85 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:るん。 | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/users/7219287
作成日時:2021年1月2日 0時