珍しい。 J【リクエスト】 ページ15
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side:J
｢あー、あー｣
今は遠井さん動画を撮るため声の調整中。
調整が出来たら今度はセリフ読み。
ふー…
この前みんなに撮ってもらった音声もいれて…
｢んふふ…｣
みんなの声が面白くて思わず笑ってしまう。
楽しいなあ…
ぞくり…
体に嫌な感覚が流れる。
そういえばしばらくトイレに行ってなかった。
この部屋はトイレから一番遠い。
頼むから誰も入ってないでくれ…！
そう祈りながらドアを開けると誰かの声がした。
｢ちょ、ころちゃん！ぼくも漏れちゃう！｣
｢ぼくも漏れちゃうから先行かせて！｣
｢ああ！もー…｣
るぅとところんの声。
たぶん二人ともトイレ。
みんなトイレ近いからなあ…
ゾクゾク…
ぅ…俺もやばい…
でも、今行っても…
思わず手でぎゅっと抑えてしまう。
｢ジェルくーん入るよー｣
｢え｣
なーくん！？
待って待って！？
今おしっこめちゃめちゃ我慢してんねんけど！？
｢！ジェルくんおしっこ！？早く行ってきな？｣
｢でもころんとるぅとが…｣
｢それで行かなかったの！？おもらししちゃうよ？いこ？｣
なーくんに手を引っ張られて椅子から立たされる。
恥ずかしいけど抑えた手が離せない。
足が震えて上手く歩けない。
ぽろ…
いつの間にか涙が溢れていた。
｢ジェルくん、大丈夫、がんばろうね｣
｢もうやや…、我慢できひん…っ｣
｢大丈夫。がんばろ｣
ぐずぐずな俺に何度も何度も優しい声を掛けてくれる。
あと少しなのに足が中々前に進んでくれない。
こんなにゆっくりじゃ間に合わない…
恐る恐るトイレの方を見ると周辺には誰もいなかった。
中に誰かがいるかはわからない。
でも、待ってる人がいないということだけでもわかったから良かった。
じゅわ…
やば…っ、もう…あかんっ
｢やや〜っ、出る〜っ！ふえっ…ぅ〜！｣
｢ジェルくん…｣
子どもみたいに前を抑えながら足をバタバタする。
じゅじゅ…
ちょっとずつ出てきてるのがわかる。
どうしよう…
どうしよう…
ザーーー…
トイレを流す音が聞こえた。
限界の俺にはすごくすごく嫌な音。
水が流れる音と共にじょおぉー…とおしっこが出始める。
嫌だ…
嫌だ……！
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るん。(プロフ) - ゆい(*´꒳`*)さん» ありがとうございます！今はpixivをメインに書かせてもらってます！ (2022年1月25日 20時) (
レス) id: 9f109c1542 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(*´꒳`*) - 一年以上経ってるけど…！リピーターさせてもらってます！この作品すごい好き！ (2022年1月23日 20時) (レス) @page43 id: 08a4ffc0b2 (このIDを非表示/違反報告)
るん。(プロフ) - 花桃さん» ありがとうございます(^^)pixivの方もありがとうございます(^^) (2021年1月23日 10時) (レス) id: 4e182eeb85 (このIDを非表示/違反報告)
花桃(プロフ) - 好きです（?）胃腸炎？らしきもののさとみくんの話最高でした！Pixivもこっそり見せてもらってますp_-) (2021年1月22日 22時) (レス) id: b10bdec2cb (このIDを非表示/違反報告)
るん。(プロフ) - さくらんぼさん» pixivの方もありがとうございます！わかりました！(^^) (2021年1月19日 11時) (レス) id: 4e182eeb85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るん。 | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/users/7219287
作成日時：2021年1月2日 0時
