なにがあっても6人一緒！【stxxx】

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二人がリビングに戻ってきた。
戻ってきたんだけど、何故かなーくんがジェルに抱っこされていた。

ジェルも苦笑いを浮かべていた。


｢ちょっとなーくん寝かすわ｣

｢なーくん眠くないよ？｣

｢ええから｣


ジェルがなーくんをゆらゆらしてる。

ジェルのことだからなんかあるんだろうな。
後で聞こう。

とか思っていたらなーくんはもう夢の中だった。


｢え、ちょ、もう寝たの？｣

｢おん。たぶんなーくん調子悪いわ｣

｢あ、マジ？｣

｢なんか変やもん。おしっこの間隔短いし我慢できてへんし、よーく見てたら時々フラついてるし、抱っこ求めてきたし｣


なーくんの寝かしつけを終えたジェルがこちらに来たので話を聞いたらなーくんは調子が良くないとのこと。


｢風邪とかじゃないといいけどな…｣

｢そうやな…｣


｢ただいま〜…あれ？なーくん寝てる｣


しばらくすると子ども組が帰ってきた。
未だになーくんはすやすや眠ってる。

そういえばおむつ確認してないな…

そっとなーくんの側に行きお布団をめくるともったりと膨らんだズボンが見えた。

替えるか…

なーくんおむつを交換しつつ体を触る。

ちょっと熱いか…？


｢さっちゃん体温計ちょうだい｣

｢はいよー｣

｢なーくん熱！？｣

｢ちょ、ころちゃんうるさい｣


子ども組がパニクってるわ…

さとみに体温計をもらい、なーくんの脇に挟む。

ズボンはええか…、おむつ1枚のが楽やし…

ぴぴぴ…


｢どう？｣

｢えっと…37度8分。熱あるな…｣

｢だからなんか変だったのか｣


やっぱり具合悪かったんや…

なーくんの頭をふわふわと撫でているとぼんやりと目が開いた。


｢じぇるくん…？｣

｢なーくんおはよ｣

｢んふ、おはよ｣


ふにゃりと笑うなーくんが可愛い。


｢あ、みんなおかえり〜｣

｢た、ただいま！｣


子ども組に気づいてふにゃふにゃ笑ってる。


｢俺DVD観たい｣

｢ん、じゃあソファーでみんなで観よか｣

｢…あれ？俺なんでズボン履いてないの？｣

｢まあええやん？｣

｢…まあいっか！｣


なーくんの手を引いてソファーに連れてく。
なーくんにはブランケットも掛けてあげてね。


その後なーくんはほわほわしながらみんなとDVDを観ていた。

食欲もあって安心した。

相変わらずおしっこはよく出るんやけどな。


早く良くなってな？なーくん！


Fin.

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