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side:S
朝からころんの世話で疲れたわ…。
莉犬とるぅとも仕事らしいし、今日の朝ごはんは俺が作ることにした。
ころん以外の4人と俺の分の朝ご飯をテーブルに並べる。
「莉犬、るぅと、トイレ行ってこーい」
「はーい」
ねぼけてる二人にも声を掛ける。
大人組は準備が出来たから先に食べることにした。
「今日は大人組お休みだね〜」
「そうやな〜」
「中々3人共休みってないよな〜」
そんな他愛もない話をしてたらるぅと莉犬もやってきて、ご飯を食べ始める。
ころんよりは時間に余裕があるみたいで安心した。
「ん…ふ、ぁ…」
みんなでご飯を食べているとなーくんがふるりと震えた。
でもなーくんは何事もなかったかのようにご飯を食べていた。
ジェルの方をチラッと見るとジェルもなーくんを気にしていた。
とりあえずまずはるぅと莉犬を送り出すのが先かな。
「俺洗い物やるね〜」
「じゃあ俺も手伝うわ」
ななジェルが食器洗いをしてくれると言うので俺はるぅと莉犬の準備を手伝う。
「いってきまーす」
「行ってらっしゃい」
無事二人を送り出してリビングに戻ると食器洗いが終わったところだった。
「食器ありがと」
「いーえ。さとちゃんもご飯ありがとね」
「どういたしまして」
「ところでなーくん」
「んえ?なに?」
「…今日もやっぱり気づけないか…」
「ん??あ…もしかして…」
ジェルがなーくんにおむつのことを聞いている。
なーくんはジェルに言われてようやく気づいたようでおむつに手を当てて確認している。
「なーくんなんか昨日から変やで?どっか調子でも悪い?」
「そんなことないんだけどなあ…」
「まあええわ、とりあえずおむつ替えよ?」
「うん…」
side:J
やっぱりおかしい。
なーくんが全然尿意に気づけてない。
というか失敗しても気づいてない。
それに間隔が近すぎる。
「あ、ジェルくん、おしっこ出てる」
「今?出とる?」
「出てる…」
おしっこ中のなーくんの手を引いて寝室へ連れて行く。
「全部出た?」
「ん、出た」
全部出たというのでおむつを交換する。
「ジェルくん…」
「ん?」
「抱っこして…?」
「え?」
なーくんが抱っこ…?
莉犬やころんならまだしもなーくんが抱っこを求めてきた。
やっぱり昨日からのなーくんはなにかおかしい。
俺が「え?」なんて言ったからなーくんがしゅんとしてしまった。
「ごめんごめん、抱っこしよな?」
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るん。(プロフ) - ゆい(*´꒳`*)さん» ありがとうございます!今はpixivをメインに書かせてもらってます! (2022年1月25日 20時) (レス) id: 9f109c1542 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(*´꒳`*) - 一年以上経ってるけど…!リピーターさせてもらってます!この作品すごい好き! (2022年1月23日 20時) (レス) @page43 id: 08a4ffc0b2 (このIDを非表示/違反報告)
るん。(プロフ) - 花桃さん» ありがとうございます(^^)pixivの方もありがとうございます(^^) (2021年1月23日 10時) (レス) id: 4e182eeb85 (このIDを非表示/違反報告)
花桃(プロフ) - 好きです(?)胃腸炎?らしきもののさとみくんの話最高でした!Pixivもこっそり見せてもらってますp_-) (2021年1月22日 22時) (レス) id: b10bdec2cb (このIDを非表示/違反報告)
るん。(プロフ) - さくらんぼさん» pixivの方もありがとうございます!わかりました!(^^) (2021年1月19日 11時) (レス) id: 4e182eeb85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るん。 | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/users/7219287
作成日時:2021年1月2日 0時