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『わ、私だって実弥に怒ってるからね!』
と料理をするために髪を結ぶ
「なににィ怒ってんだァ?」
と首を傾げる実弥
その言葉を聞いて思った
結局男は若い方がいいんだ…
無言で料理をしていると
実弥が後ろから抱きしめた
「あれかァ?昼間のことかァ?」
『……わかってるじゃん…』
「嫉妬かァ?」
『…ッ!そ、そうですよ!嫉妬ですよ!
そりゃあ若い方がいいかもしれないけど
あの子より私の方が実弥のこ…!』
私なに言ってんだろ…!
急に恥ずかしくなって
顔を塞いだ
「あいつよりなんなんだァ?」
と意地悪な顔して顔を覗き込む実弥
『……いじわる……』
いじって満足したのか実弥は微笑むと
大人しく料理ができるのを
待っていた
ご飯を食べて食器を洗って
実弥に後ろから抱きしめてもらう様に
座っていると
髪をくくると触っていた
『髪の毛触ってどうしたの?』
「仕事中はいつもあの髪型かァ?」
『そうだよ〜髪型に規定はないけどね』
と言うとふーんと声がすると同時に
首筋を吸いつかれた
『え、え、なに!?……ッ!…実弥…?』
これでよしと声が聞こえると
実弥は満足そうに帰っていった
次の日も仕事のためお風呂に入り寝た
そしていつもと変わらない
朝の用意をしていた
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作者名:ちびごん | 作成日時:2020年6月22日 3時