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産婦人科___
「性別はね…うん、見えるかね、これが……」
『本当ですか…?』
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そして実弥のおばあちゃんの家__
「実弥よく来たねぇ元気かい?
おや!これまたべっぴんさんじゃないか!」
実弥「奥さんのAだァ」
『始めましてAです!よろしくお願いします!』
「さぁ上がって上がって!」
実弥のおばあちゃんがお茶とおはぎを持ってきて
嬉しそうに喋りだした
「実弥は本当に私のお父さんにそっくりだよ…
おはぎが好きな所と動作もね」
『そうなんですか?』
実弥「写真見てねェからわからねェな」
「写真嫌いな人だったからねぇ…えーっと確か…」
とゴソゴソと引き出しを触り出した
「あ!あった!」
と一枚の写真と見せてくれた
あれ?なんだかみんな見たことある顔…
「この人が実弥のひいお爺さんだよ」
実弥「そっくりすぎるだろォ…」
本当にそっくり過ぎる…まじ焦る…
「実弥のひいお爺さんはね…誰か好きな人がいたらしいのよ…
でも名前も声も忘れたって言ってたけど…
あ、ひいお婆さんの事も愛していたけど
未練があったのよ…きっとね
大事にこれを持っていたわ…」
と簪を見せてくれた
あれ…この簪知っている…
見たことある…
ずっと誰かにその簪を貰いたかった…
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作者名:ちびごん | 作成日時:2020年6月22日 3時