もう無理だ。 ページ32
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Aside
ブルブルと携帯が震えた
滲む視界、限界な体でスマホを取り出し差出人を見る
“リカコ:もしあんたが辞めなかったら、この写真週刊誌に送り付けるから”
コウキくんにキスをされながら、玲於くんの家に入っている
GENERATIONSのマネージャーは、最低だとなじられるかもしれない
GENERATIONSも、その仲間だと言われるかもしれない
玲於くんは、そんな女にそそのかされて同居している男だと、
隼くんは玲於くんに追い出されたあとにのうのうと自分の家にあげたと
そう思われるかもしれない
そんなの最低だ
この人は、GENERATIONSの未来より自分の自尊心を優先している
“リカコ:それと、またコウキくんに手伝って貰ってあんたに痛い目を見せなきゃいけなくなっちゃうね”
体がカタカタ震える。
あの時の感触を思い出して、また強引に唇を拭いた
“リカコ:この写真のせいで、あんたの大好きな紗奈さんは辞めるようになったのに、あんたが往生際悪いからよ”
そのメッセージで、私は瞬時にトーク画面を開いた
“リカコ:あ、既読した笑”
“A:どういうことですか！？”
"あんたのこの写真をばらまかれたくなかったら辞めてくださいって言ったのよ。笑
結婚するんだし、ちょうどいい時期だったでしょ、あの人も。笑
それでもあんたの往生際が悪いから、ベタベタ引っ付くから目障りなのよね"
あぁ、なんてこと。
紗奈さんの退社は、本意じゃなかった
紗奈さんの意思じゃなかった
紗奈さんは、きっと結婚しても辞めなかった
信念を持って、働いているはずだった
それなのに、それなのに私が。
私のせいで。
・
ごめんなさい
・
・
どうしたら、許してくれる？
隼くんの家を出ようと荷造りをしていた手を止め、フラフラと風呂場へ向かった
熱いシャワーを出し、カミソリを腕にあてる
ぼんやりとした思考の中、これを切ったら開放される、ただその一心で。
動かそうとした、その時だった
隼｢A！！やめろ！！！！！！｣
いつだって。あなたに、助けられてた
頼りすぎてた
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d=(^o^)=b - 隼格好いい〜〜！ (2018年12月21日 1時) (
レス) id: b41e986af5 (このIDを非表示/違反報告)
GENE love - 豚骨ラーメンさん» ずっと応援してます！ 頑張ってくださいね！ 私も読んでから辞めないって書いてあって先に読んでかいた方がよかったですね。 ごめんなさい。 ほんとにほんとに応援しているので頑張ってくださいね！ (2018年12月19日 22時) (レス) id: 1e4df9a365 (このIDを非表示/違反報告)
豚骨ラーメン(プロフ) - れやさん» 待ってぇぇぇぇ嬉しいです！そんなこと言ってもらえた私の方が心臓きゅーってなります！ (2018年12月18日 22時) (レス) id: fff74a9d13 (このIDを非表示/違反報告)
豚骨ラーメン(プロフ) - GENE love さん» ありがとうございます！こころお優しい読者の方々が沢山いらっしゃって本当に心の支えです！辞めません！笑 (2018年12月18日 22時) (レス) id: fff74a9d13 (このIDを非表示/違反報告)
れや(プロフ) - 待ってええて無理好き心臓キュゥゥウゥウッってなります助けてだいすき (2018年12月18日 2時) (レス) id: e2c96a96ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豚骨ラーメン
| 作成日時：2018年12月12日 0時
