予想もしないことから4【宇髄天元】

卒業式練習 ページ48

Aside

あと数分、いや数十秒でチャイムが鳴ってしまえば立ったり座ったりの地獄だ。というかもうほぼスクワットじゃない？

まあいいや。(？！)

さっきまでのみんなの話を聞いてるとどうやら私の斜め後ろの安沢って子も生理2日目らしい。


安｢まじで最悪なんだけど…無理…｣

と嘆いていた


＿＿＿＿ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ


地獄の始まりだああ！＼(^o^)／


伊｢それでは卒業式練習を始める｣
｢まず＿＿＿＿｣

と伊黒先生からの説明を受けているもののやっぱ眠いっすよ。
お経というか睡眠導入音というか子守唄というかそんな感じに聞こえてくるもん。


伊｢卒業生起立｣


ｽﾁｬｯ


伊｢卒業生着席｣


ｻｯ


安｢はぁ、も〜やだぁ｣

と安沢が滅茶苦茶小さい声で言うと隣の子が

｢大丈夫？無理しないでね。｣

と声を掛けている


ごめん。あーの、あなただけじゃないからね？生理2日目なの。いっぱいいると思うよ？

まあ人それぞれ痛みとか違うけど、そんなにいちいちため息つかないといけないほど辛いなら休んでてください。ほんとに。

ため息で周辺の空気が悪くなります。
空気の質とかじゃなくて雰囲気の話。

ほんとにかっちーんとくる。


スクワットが一時的に終わって休憩の時間になった。



し｢A、貧血起こしてない？大丈夫？｣


『あ、しのぶ…心配ありがとう、大丈夫だよ。』


し｢なら良かった。｣

と言って特に何も言わずに元の席に戻っていた

そう、同性にやられるならこれが1番いい。


ふと天元のほうを見ると女子生徒に囲まれている。

中には生理2日目で嘆いてた安沢もいる。
いや、きゃっきゃしてぴょんぴょん跳ねてるじゃん。さっきまでのため息なんだったのかな？

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