予想もしないことから4【宇髄天元】

屋上の入口で ページ35

Aside

＿＿＿＿ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ



不｢＿＿＿＿これで連絡は終わりだァ。号令ィ。｣


｢きりーつ。気ーつけー。れー。｣
｢｢｢あーしらー｣｣｣


ホームルームが終わり、ロッカーからバックを取って席に戻ってきた


｢あ！A！チョコビやるよ！｣

と男子にまあまあ遠くから話しかけられた


『なんだその言い方！ついでみたいな！！まあもらうけど！ありがとう！』


｢ははっ、ごめんごめん！投げるぞー｣


そしてチョコビが宙を舞って私がバックでキャッチした


｢つか今年はAさんの手作り無いわけ〜？｣

と他の男子がからかってきた


『ごめん！一昨日合格発表だったからそんな余裕なくて！笑』


その後何人かにも個性豊かな色んな種類のチョコをもらって教室を出た


本来は昼に使う屋上へ行く用の階段

昼以外は今日が初めてかも。
…そんな事ないか。



『ふぅ、』

と息をついて入口のドアを背もたれにして座る


本来ならば、放課後だからみんな帰るし、静かなんだろう。

静かだけど完全に静かなわけじゃない。

きっと、耳がいいから細かな音が聞こえるだけだ。



そう時間も経たずに三谷がやって来た



三｢ごめん！お待たせ！｣


『大丈夫！』


三｢…で早速本題入っちゃっていいかな、？｣


『うん、好きなタイミングでいいよ。』


三｢じゃあ早速本題入るわ。｣
｢…Aの事が好きです。付き合ってほしい。｣


『ありがとう。…でも私大好きな人がいるんだ。だから付き合えない。ごめんね。』


三｢…その、好きな人って？｣


『教えられないかな…』


三｢え、じゃあその人と周りに秘密で付き合ってたりする、？｣


『え、なんでわかったの？』


三｢やっぱり…｣



やべ。変なとこ正直なのが出てしまった。
さあどうしようか。



『カマかけたって事だよね？…私そういうのダメなんだよね〜！なんか変に正直というか嘘つけないから不便というか〜』


三｢まあわかりやすいよね。よく見てる俺にとっては特に。｣


自分でそれ言っちゃう？
かなり気持ち悪いね君。

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