予想もしないことから4【宇髄天元】

話 ページ11

Aside

天元には珈琲を入れて、私はミルクティーを作ってソファでポッキーを食べながら天元を待っていた。

天元の足音がして、今日は隠れてみようかなと思って冷蔵庫の陰に隠れた。


宇｢Aちゃ〜ん俺の派手に可愛いAちゃ〜ん｣

と言いながら美術室に入ってきて吹き出しそうになった。


＿＿＿＿ｶﾞﾗｶﾞﾗ


宇｢は？どこ行った？｣

と言ってこちらに向かって来たから


『わあ！』

と飛びついた。


宇｢だ！？…ド派手にビビった、｣


『気づかなかった？んひひ〜』


宇｢色気出ててもやること変わらないのはAらしいよな｣


『悪戯楽しいと思わない人、逆に私は可笑しいと思うよ笑』

と笑うと、天元がいつもと違う寂しそうな目で私も見つめてきた。


『？何？どうしたの？』


宇｢や、なんでもねえ。｣


『凄い寂しそうな目してたよ？なんかあったの？』

と抱きついたままの状態で上を見る。



宇｢卒業したらこうやってここでイチャつけねえなと思って｣


『大学生は暇って言うしその分お家でね？私もちょっと寂しいけど』


宇｢受験も終わったし、じゃあ卒業までは派手に楽しませろな？｣


『はいはい』

と言うと口を合わせてきた。



『今日いっぱいちゅーしてるね笑』


と笑えば



宇｢まだまだするからな｣


と悪戯に微笑んできた。



抱き合ったままキスを続けていると


宇｢ソファ行く｣


と天元が呟いて私をひょいと持ち上げてソファに優しく置き、私に跨った。


『あ、そういえば合格発表したら話すことあるって言ってなかった？』


宇｢…あるけどムードが派手に台無しなんだが｣


『ごめん後でちゃんと話してくれるなら続けてください』


宇｢何事も無かったかのように続けるぞ？いいな？｣


『それ聞いた方が余計にムード壊れるでしょもう早くしてください』

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