予想もしないことから4【宇髄天元】

熱 ページ2

宇髄side

宇｢なんだその表現。可愛いな。よし、帰るか｣

と言った瞬間。


＿＿＿＿ﾊﾞｰﾝ!!

[ﾊﾞｰﾝ!!]？

ドアが開いたのか？

鬼舞辻か？
いや、まだ3分経ってないはずだ。


不｢お2人さんよォ盛り上がってるとこ悪ぃが時間切れだァ。｣


宇｢なんで不死川がいんだよ…｣
｢まだ3分経ってねえし。って鬼舞辻は？｣


不｢もう教室行ったわァ｣


宇｢だめだA。作戦失敗｣

と言ってAの頬を両手で包んだ。


宇｢あっつ！？｣
｢おま、熱あんじゃねえの？｣


『へ、ふわふわするけど熱は無いよ？』

と言っている。


宇｢目瞑っとけ阿呆｣

額に触れてみたが派手にあちぃ。

伝染る要素も風邪引く要素もないからな、疲れかストレスか。
だから頑張りすぎんなって言ってんのにこいつは…


宇｢不死川、教卓の隣の棚の3段目に体温計があるから取ってくれ｣
｢物が崩れる時みたいに一気に体調崩れんのな…｣


宇｢体脆い癖に無理すんなよ…｣


不｢Aは頑張り始めたら終わるまで止まんねえからなァ。｣

と言う不死川から体温計を受け取り


宇｢そうだな。｣

と言いながらAの脇に体温計をさした。


ﾋﾟﾋﾟ ﾋﾟﾋﾟ ﾋﾟﾋﾟ

と体温計が鳴る。


宇｢38.7…｣


不｢そんだけ出ててよく歩けたな。俺ら大人がそこまで出せば歩けねえよなァ。｣


宇｢普通の子供でも歩けねえよ。｣


不｢さっき煉獄が言ってたが職員室でスキップしてたらしいぞォ。｣


宇｢頭おかしいだろこいつ…｣


不｢お前今日はそばに居てやれェ。今回は嘘じゃねえからな。俺も熱が出てるのは見てるしなァ。Aは俺が見とくから職員室行ってこい。｣


宇｢悪ぃな不死川。｣

と言って職員室に向かった。


先に校長室行かねえとな…

＿＿＿＿ｺﾝｺﾝ


宇｢宇髄です。Aについてお話があります。｣


産｢天元か。いいよ。入っておいで。｣


宇｢失礼します。｣


＿＿＿＿ｶﾞﾁｬ


産｢Aがどうしたんだい？｣


宇｢顔に触れたところ熱かったため体温を測ったら38.7ありまして、風邪引く要素も何かの病気が伝染る要素も無いこととここ最近朝早くから起きて勉強を頑張っていたことから疲れかストレスが原因と思われます。早t｣


産｢話の途中でごめんね。私もAが心配だ。天元、休んでいいからAを頼めるかい？｣


宇｢御意。｣

＊→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す