予想もしないことから3【宇髄天元】

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書いてあったのは、

[好きな人(同性でも異性でも)の持ち物]

はあ？持ち物って言われてもな…


あ、水筒。

職員席に行き、グレーのシンプルと言われる俺からすれば地味な水筒を手に取り、ゴールにまっしぐらした。

派手に1位だぜ。見たか嘴平。

と思いながら水筒を持った右手を上に突き上げる。


｢1位は宇髄先生です！｣


Aを見ると、ぽかんとした後胡蝶に何か言っていた。

きっと、忘れてたこと知らなかった！でもむしろ忘れてて良かったのかも！とかだろう。


他の生徒がゴールすると俺の所にもインタビューが来た。


｢宇髄先生！何を引いたんですか？｣


宇｢同性でも異性でもいい好きなやつの持ち物だ。｣


｢先生が選んだのは異性ですか？同性ですか？｣


宇｢女だ。それ以上は教えられねえな。｣


｢黙秘ということですね。宇髄先生でしたー！お疲れ様でした！｣




Aside

紙を引いた天元が少し固まっている。

え、もしかしてほんとに好きな異性とか出ちゃった感じ？

と考えていると突然職員席に向かって走り、何かを右手に持ち、走っている。

こっちからだと右手全然見えないんだけど。

と目で追っているとゴールした。

よっしゃと言いたげに上に突き上げた右手には私の水筒が。

・・・

私の水筒？


『え、水筒忘れてたこと知らなかったんだけど！！！私ある意味活躍したよね！？むしろ忘れてよかった〜』


し｢忘れてなかったらどうなってたんだろう。｣


他の人がゴールすると伊黒先生と同じようにインタビューを受ける天元。


｢宇髄先生！何を引いたんですか？｣


宇｢同性でも異性でもいい方の好きなやつの持ち物だ。｣


｢先生が選んだのは異性ですか？同性ですか？｣


宇｢女だ。それ以上は教えられねえな。｣


｢黙秘ということですね。宇髄先生でしたー！お疲れ様でした！｣


それ以上を知ってるのは先生達と私としのぶだけ。

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