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宇「なあ、Aって拗ねると敬語になるよな?」


『え?そうなの?』


宇「うん。さっきもそうだった。あと唇がむ!って少し上がる。」


『私わかり易すぎじゃない…?』

と今度は眉間に皺を寄せている。


宇「だからこそ愛おしいんだよ」

と言って何か言おうとしたAの口を塞いだ。

色気が出てきてもキスが下手くそなのは変わらない。
俺にとっては可愛らしくてポイント高いとこ。


角度を変えて何度も口を覆う。


ド派手に可愛いくてド派手に綺麗でド派手に愛おしい。

Aは俺の目が好きだと言った。

それは俺も同じだ。
俺もAの目が派手に好きだ。

軽く茶色がかった灰色のような色をしている。

嬉しいことや楽しみなことがあればキラキラ輝く。
悲しいときや寂しいときは少し涙を浮かばせて下を見る。
眠いときはとろんとさせて俺には目の中にハートが見えそうなくらい甘えてくる。
俺が最中に声を出せばナカをきゅんとさせると同時に蕩けた目の中でぐらっと瞳孔が揺れる。

そんな目が好きで仕方がない。



長い間考えながらキスしていたからか俺の大好きな目が蕩けてスイッチが入っている。

音を立ててやめ、離れようとすると、Aは俺のスウェットをきゅっと引っ張った。


宇「何?」

と意地悪をする。


『…し、たい』


宇「え?悪ぃ。聞こえなかったもう1回」


『抱けって言ってんの!!!耳いいくせに聞こえないって何事だ!!』

と怒っている。


宇「悪かったって。」
「ベッドがいい?ここがいい?」


『ここでいい、』


宇「じゃあベッド行くか」

とここ'が'いいという言葉が聞きたいが為にまた意地悪をする。


『ねえやだ!ここでする!ここがいいの!』


望み通りの言葉が聞けた。


宇「いつから派手に変態になった?」


『なんで今日そんな意地悪なの』


宇「俺が聞いてんだけど」


『知らないよ天元がそうしたんでしょ私好きな人に影響受けやすいし』


宇「へえ?俺が変態だ。ということですかね?」


『いいから早く』


宇「ではお望み通りに。」

とテレビの電源を消して優しく押し倒した。

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佐藤たけります(プロフ) - くもさん» やめてください君は。笑 (2020年5月31日 17時) (レス) id: 8710ea0fdb (このIDを非表示/違反報告)
くも - 佐藤たけりますさん» えーとここまで来たら毎回コメントします。笑笑 (2020年5月31日 17時) (レス) id: e377eb81c1 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤たけります(プロフ) - くもさん» まさかそれ毎回コメントするつもりかい? (2020年5月31日 17時) (レス) id: 8710ea0fdb (このIDを非表示/違反報告)
くも - 毎回続きが気になります!これからも更新頑張ってください! (2020年5月31日 17時) (レス) id: e377eb81c1 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤たけります(プロフ) - くもさん» ははははははありがとうございます頑張ります (2020年5月29日 13時) (レス) id: 8710ea0fdb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐藤たけります | 作成日時:2020年5月28日 14時

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