予想もしないことから3【宇髄天元】

お昼ご飯 ページ11

Aside

リレーも無事に終わってルンルンで美術室に来てみればなんか凄いことになってたけど、何もならなくてよかった。

朝2人で作ったお弁当を準備室の冷蔵庫から取り出してソファに座って食べ始めた。


『恋桃ちゃんって、なんか、こう、あんな強引に？事を進めたい子だったんだね…』
『私よりスペック良いのに残念だねなんか、、』


宇｢俺もビビった。なんで体操着脱ぎ出してんの？って思ったよ｣


『あんな恥晒してこれから天元の前でどうするつもりなんだろ…』


宇｢あーゆータイプは大体来なくなる。謝花の場合は学校来てても授業参加しないタイプだからまだ良いがな。来なくなった生徒は義務教育じゃないし俺ら教師からはこの学園じゃ声は掛けねえ。｣


『そうなんだ…相手にされなくなるって事？』


宇｢それともまあ違うが自分で来なくなったんなら自分で来るようになれってことだろうな。今回は特に。いじめが原因って訳じゃねえからな。｣


『なるほど…』
『そういえば私の水筒役に立ったでしょ？』


宇｢忘れてったくせにドヤ顔かよ。ま、役に立ったが。｣


『いやでもさ、好きな異性とかじゃなくて好きな異性のなんとかとか直接じゃない系があったんだね。』


宇｢教師の走るレーンだけそういうのだったのかもな｣


『確かに。それなら納得。』


と言って目の前にあった唐揚げを口に放り込む。


『いひへんへいほは、』
(訳:1年生のさ、)


宇｢飲み込んでから話せ｣


『んーへん』
(訳:さーせん)

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