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『理由...聞かないんですか？』
「言いたくないんならいいよ。Aちゃんが元気になってくれただけで俺幸せだし！」
私は、なんとなく先輩になら話したいと思い、
そのまま話すことにした。
『あの、えっと...昔、ひとりだけ付き合ってた人がいたんです。』
「うん」
『あっちから告白してきたのに付き合ってみたら、最後に｢思ってたのと違った｣って言われたんです...よね...』
昔の話なのに、少しずつ声が震え出す。
「だから、前に｢何も知らないくせに｣って言ったんだね。」
そっかそっかと、先輩は私の頭をポンポンと撫でる。
『それで...今日転校生が来て...その人が...そうで...』
昔の傷を少しずつ癒してくれるかのように、
先輩は頭をずっと撫でてくれた。
「俺だったら、こんな悲しい顔させないのにな。」
ぽつりとそう言った先輩。
私は聞いてないふりをして、先輩の肩にもたれた。
「...もぅ...こんな時に甘えてくんの...？」
紫耀ですら、話してなかったことを出会って、
１ヶ月くらいしか経ってない岸先輩に話してしまった。
「なんか弱ってる時にこういうこと言うの、ずるいと思うんだけど...俺の事、早く好きになって。」
『...ならないです......』
「やっぱり？(笑)」
先輩のこういうところが少しだけ、ほんの少しだけ
好きだなって思った。
絶対言えないけど。
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あんじゅ(プロフ) - ぴよさん» ぴよ様 毎回コメントありがとうございます😭嬉しいお言葉に救われております🙇💦無事に走り抜けられて良かったです...！ありがとうございました🙇💦 (2022年5月4日 22時) (
レス) id: fdc26afc25 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 読みやすいし、とっても楽しくキュンキュンして読ませて頂きました(^^)完結お疲れ様です( ᵕᴗᵕ ) (2022年5月4日 21時) (レス) @page33 id: df4407384b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅ | 作成日時：2022年4月14日 22時
