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月日は流れ、5月になったということもあり、
今日は部活動の発表会。
私は毎日のようにちゃんと部活に通っていた。
我ながら、めちゃくちゃ偉いと思う...
当たり前なんだろうけど。
岸先輩だけではなく、
他の先輩とも打ち解けることができて、
今の私の生活は充分すぎるくらい充実していた。
だけど、やっぱり人前で発表するという行為は、
小さい頃からずっと苦手。
先生が｢じゃあ次はAちゃんね！｣と言われて、
重い腰を上げて、ゆっくりと教壇に立つ。
『えと、あの...』
言葉につまり、テンパっていると
｢Aちゃん！落ち着いて！｣と岸先輩。
その言葉にちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、
心が軽くなって、深呼吸をして話し始めた。
自分が工夫したところ、
ここが難しかったから次はここを課題にしたいというところ、
なんだかいつもよりも上手く話せた気がする。
話し終わると、美術室が拍手に包まれる。
良かった、ちゃんとできた。
ほっと胸を撫で下ろし、
再び岸先輩の隣の席に行く。
｢やったね！｣とハイタッチを求めてきた。
そっとハイタッチをするつもりが、
岸先輩は加減を知らない。
『強すぎません？！』
「ごめんごめん！大丈夫？！」
岸先輩はいつしか、
あの｢好きかも｣という言葉を忘れているような、
ただの先輩後輩の間柄になっていた。
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あんじゅ(プロフ) - ぴよさん» ぴよ様 毎回コメントありがとうございます😭嬉しいお言葉に救われております🙇💦無事に走り抜けられて良かったです...！ありがとうございました🙇💦 (2022年5月4日 22時) (
レス) id: fdc26afc25 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 読みやすいし、とっても楽しくキュンキュンして読ませて頂きました(^^)完結お疲れ様です( ᵕᴗᵕ ) (2022年5月4日 21時) (レス) @page33 id: df4407384b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅ | 作成日時：2022年4月14日 22時
