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今日も美術室に結局来てしまった。
「お！待ってたよ！」
また眩しい笑顔。
『私、来るとか言ってなかったんですけど。』
「そうだっけ？」
『話聞いてないじゃないですか。』
「でもちゃんと来てくれた。」
また今日も｢おいで｣と言われて、
岸先輩の隣に座る。
『昨日、好きになりかけてるって言ったの覚えてます？』
「えっ？！！！」
いきなり大声を出されてびっくりした。
『大きな声で叫ばないでくださいよ...』
耳を押えながら、岸先輩を少しだけ睨む。
「いや、だってさ...単刀直球に言うから...」
『それを言うなら単刀直入です。』
「あ、そだね。」
あちゃーって顔をしながら、少しだけ耳が赤い。
「俺さ、Aちゃんみたいな可愛い子初めて出会ったんだよ。」
『え...』
これから何を話されるんだ...
「と、とにかく！今、俺、緊張してりゅ！あ、噛んだ。」
『ふふっ...』
緊張しすぎてる岸先輩に思わず笑ってしまった。
「...やっぱり......」
『なんですか？』
「やっぱり、笑ってる顔、ほんと可愛い。」
『...じゃあもう岸先輩の前で笑わないです。』
「なんで？！」
素直になれなさすぎて、自分でも嫌になる。
でも、岸先輩に恋愛感情を持たれたら困る。
「俺さ、やっぱり、好きになりかけてるんじゃなくて、好きかも。」
4月の春の風がカーテンを揺らして、
私の心もなぜか震えた。
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あんじゅ(プロフ) - ぴよさん» ぴよ様 毎回コメントありがとうございます😭嬉しいお言葉に救われております🙇💦無事に走り抜けられて良かったです...！ありがとうございました🙇💦 (2022年5月4日 22時) (
レス) id: fdc26afc25 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 読みやすいし、とっても楽しくキュンキュンして読ませて頂きました(^^)完結お疲れ様です( ᵕᴗᵕ ) (2022年5月4日 21時) (レス) @page33 id: df4407384b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅ | 作成日時：2022年4月14日 22時
