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それまでの父は、ヤクザとはいえ人の命に手をかけることはしていなかった

どんなに命令されても断り続けていた
しかし、何を吹き込まれたのか今となってはもう知ることもないが、あの日を境に豹変したのだ

父は積極的にコろしの仕事をするようになった

樹は高校にも行かず、そんな父の仕事にずっとついてまわった

いつか父と、父を変えた父のボスに復讐を遂げるため
父の仕事をみて、コロしの術を学んだ

樹が初めて人をアヤめたのはそれから3年後のこと

父のボスの首をとった

元から人の懐に入るのが上手かった樹は、父の仕事について行くようになりボスとも親睦を深めていた。故にボスも気を抜いたのだ

すぐにでもぶつけたかった怨念は確実にぶつけるため心のずっと内に隠していた

そして、3年の月日を経て怨みを晴らしたのだ

それから樹の父親はコロしの術を買われ神楽木組に吸収された

人間の心を捨てた父のコロしの技術と樹の人懐っこさもありあっという間に副総長まで登りつめたのであった

その間も樹はずっと父親に復讐する機会を狙っていた

だが、父も父なりに樹が自分に怨みを持っていると感じていたのか、その隙を中々見つけられなかった

そんな中飛び込んできた父の裏切り計画とアサシンへの依頼話

これを利用する他なかった

だが、アサシンに父をヤられてしまってはならない。父は必ず自分が仕留める

それ故多少手荒な真似をしたのだった

田中「カスミっていったっけ、その気がないにしろ銃口向けて悪かったよ。ほら、お前の返す」

そう言って銃を差し出す樹の瞳に嘘はない。よって今までの信じ難い話が全て本当なのだと痛感する

未夢「…これからどうするつもりなの」

田中「さあ?いくら俺が仕留めたとはいえ裏切り者の息子さ。総長さんも黙っちゃいねーだろ。それに、こっち来てから俺も何人も手にかけたし、今更陽の光浴びて生きようなんて思ってもないからな。…いっそのこと俺もシノっか」

ジェシー「うちで働くっていう選択肢もあるって言ったら?」

いつの間にかこちらに来ていたトムがそう言いながら入ってきた。後ろには手が空いたのであろうニコもいる

高地「コロしのスキルは充分にあるみたいだし、いいんじゃない?俺以外の潜入捜査員もちょうど欲しかったし」

空いた口が塞がらないとでも言いたげな樹がトムとニコを交互に見つめる

ジェシー「コロし以外のこっちの世界のことは洗いざらいクロが叩き込むだろうし、安心していい」

松村「はあ!?」

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設定タグ:SixTONES , 裏社会 , 戦闘   
作品ジャンル:その他
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ゆゆ(プロフ) - RISAさん» コメントありがとうございます!大変長らくお待たせしてしまい申し訳ないです…今月からまた少しづつ書き始めておりますので、更新を待っていていただけると嬉しいです(^^) (2021年6月4日 22時) (レス) id: 12cd28bd13 (このIDを非表示/違反報告)
RISA(プロフ) - 樹も加わった7人の活躍が気になります!!続き待ってます! (2021年5月15日 16時) (レス) id: 99a40f6478 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てんてん | 作成日時:2020年11月29日 22時

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