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ピクリとも動かなくなったターゲットをみて驚きを隠せない2人とターゲットを"父さん"と呼び、カスミから奪った銃を放った男
未夢「やっぱり、この男の身内だったのね……。田中樹」
田中「……、そっちこそ…まさかお姉さんがアサシンだったなんてね」
未夢「あら、バレてなかったの。てっきり知ってて私に近づいたのかと」
田中「生憎、俺はただの
松村「……何がどうなってんだ、」
男を警戒しつつも会話を進めるカスミとそんな2人をみて動揺を隠しきれないクロ
未夢「ちょっとしたご縁があってね。今回のターゲットに顔が似てるから血縁者だと確信してはいたけど、息子だったのね」
未夢「ただ、その息子さんがどうして
いつの間にかターゲットから銃を奪いとったカスミは、銃口を樹に向ける
その姿を見てクロも厳重な警戒態勢をとり刃先を樹に向けた
田中「ははっ、やだな2人には手は出さないさ。俺は
そう言って視線を落とした樹はその場にだらんと座り込んだ
田中「昔は自慢の父親だったんだ。こんな世界にいても、オヤジは世界一のオヤジだった。テストで100点をとって、運動会で1等賞とって、オヤジに褒めてもらうのが嬉しかった。仕事で忙しいオヤジが暇を見つけてはサッカーを、キャッチボールを教えてくれるのが嬉しかった。……でも、オヤジは兄貴も、弟も母親もみんな殺した」
あれは樹が中学を卒業した日。卒業証書を手に樹は多少浮かれ気分で玄関を開けた
"ただいま"と呼びかけたもののいつも返ってくる声はない。その代わり、鼻につく錆のような匂いと異常な静けさ。
恐る恐る部屋に入った樹は目の前に広がる光景を見て絶句した
首、胸、腹、、、様々な場所から血を流し、倒れる兄弟と母
その奥で赤い斑点模様のスーツを来てソファに座る父
田中「父さん……？」
父「おかえり。樹。卒業おめでとう」
田中「兄ちゃんと母ちゃんは……？」
父「見ての通り。シんでるよ」
田中「な、んで……」
父「ボスがな、俺を昇進させてくれるって言うんだ。ただ、条件があってね…」
それが、自分の妻子をコろすこと
自分の後継者、1人を残して
その後継者に選ばれたのが、兄弟の中でも優秀な樹だったため、樹は生き延びた
父は、自分の出世のため、家族を見捨てるだけでなく、その手にかけたのだった
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ゆゆ(プロフ) - RISAさん» コメントありがとうございます！大変長らくお待たせしてしまい申し訳ないです…今月からまた少しづつ書き始めておりますので、更新を待っていていただけると嬉しいです(^^) (2021年6月4日 22時) (
レス) id: 12cd28bd13 (このIDを非表示/違反報告)
RISA(プロフ) - 樹も加わった7人の活躍が気になります！！続き待ってます！ (2021年5月15日 16時) (レス) id: 99a40f6478 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てんてん | 作成日時：2020年11月29日 22時
