61.一通の封筒。 ページ11
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次の日、交際を始めたことをふたりでおばさんに話した。
おばさんはとても嬉しそうに祝福してくれた。
そのことは自分の親にも報告しておこうと、お母さんにLINEを送った。
数時間後に既読は付いてたけど、返事は来なかった。
忙しいって分かってるからさほど気にはしなかった。
それから1年が経った。
北斗とは順調に交際している。
そんなある日、学校に帰って来るとおばさんから一通の大きめな封筒が渡された。
それは、海外で暮らす両親からだった。
「何だろう。」
親から手紙貰うなんて初めてだ。
部屋に戻って直ぐに封筒を開けた。
そっと中身を取り出してみるけど、最初に見えた文字に手が止まる。
"DNA鑑定"
これはきっと私と大我が姉弟であることを証明する用紙だ。
大我のことを忘れた日は正直なかった。
だけど北斗と付き合い始めて、確実に少しずつ前を向いてる。
今の私なら、大丈夫。
意を決して用紙を取り出した。
用紙にそっと目を通す。
「え……？」
予想していたのと違っていた。
同時に手が震え出す。
血縁関係のあるきょうだいであることを示しているのには違いない。
だけど記載してある名前が予想外だった。
父の名前と、私の名前。
そしてもう一人は、
"松村北斗"
自分の中で何かが崩れ去る音がした。
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和ッフル(プロフ) - yamayama0509021さん» 嬉しいです！ありがとうございます！！ (2021年2月5日 10時) (
レス) id: 287052cd16 (このIDを非表示/違反報告)
yamayama0509021(プロフ) - 一瞬で読み終えてしまいました！！！面白かったです！！！これからも楽しみにしてます！！ (2021年2月4日 23時) (レス) id: f5163d79d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和ッフル
| 作成日時：2020年10月17日 21時
