52.デート。 ページ2
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先生が来る前に私は教室を出た。
あーあ、今日もサボりコースか。
こんな感じだと進級できないかもね。
廊下を歩いてると、後ろから走ってくる音がして振り向く。
「大我！」
「おはよ。サボり？」
「うん。」
「だったら今日はちょっといつもと違う所行かない？」
「いつもと違う所？」
楽しそうに歩く大我に大人しくついていく。
気付けば昇降口、それからまだ開いてる校門を抜けて学校の外に出た。
「どこ行くの？」
「ん？デート。」
大我はそう言って私の手を握った。
しばらく歩くと、学校から1番近い駅に着いた。
「私、お金持ってないよ。」
手ぶらで出てきたからスマホしか持ってない。
「俺あるから。」
大我はポケットから財布を取り出して、販売機で切符を2枚買った。
「ありがとう…。」
切符を受け取って改札を抜ける。
やって来た電車に乗り込んで、空いてる椅子に並んで座った。
それから10分ほど電車に揺られて、停車して乗って来た人々を見て大我があ！と声を上げた。
「慎太郎だ！」
「あ！きょも！」
何やら大我の知り合い？のようだ。
「この人俺の幼馴染。」
「どうも、森本慎太郎でーす！」
明るく自己紹介をする彼。
「ど、どうも。」
「もしかして大我の彼女？」
「んー、まだ違うかな。」
大我がそう言うと、慎太郎さんはまだって何！？って笑ってる。
そして私達の目の前に立っていた慎太郎さんは私の隣に座ってきた。
「なんか2人雰囲気似てるね？
きょもの生き別れのきょうだいじゃないの？」
「「え？」」
大我と私の声が被った。
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和ッフル(プロフ) - yamayama0509021さん» 嬉しいです！ありがとうございます！！ (2021年2月5日 10時) (
レス) id: 287052cd16 (このIDを非表示/違反報告)
yamayama0509021(プロフ) - 一瞬で読み終えてしまいました！！！面白かったです！！！これからも楽しみにしてます！！ (2021年2月4日 23時) (レス) id: f5163d79d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和ッフル
| 作成日時：2020年10月17日 21時
