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涼太side
｢僕と付き合ってください｣
その言葉が中々言い出せずにいた
小さい頃からずっと一緒で別に嫌なことは無かった
でも、中学生になってクラスが離れてしまってそれぞれで友達ができていって自然と一緒にいることが減っていった
そのせいか最初の方は一緒に登下校していたのにそれも無くなった
もう一緒にいることは無い事が少し寂しい気持ちってだけだと思ってた
それが恋だって気づいたのは中学生生活もあと1年という時だった
その頃には彼とは全く話さなくなっていて、なんならちょっと避けられている気さえした
辰哉｢あ、もしかして宮舘涼太？｣
涼太｢そうだけど...｣
もうクラスの半分以上が受験勉強に取りかかってきた頃、仲良くなりたいと話しかけられた
とても遅めだけどふっかという人と仲良くなった
実はふっかは彼と仲がいい人だったらしくてそれから3人で一緒に帰ろうとよく誘われるようになった
ふっかより翔太の方が俺の家に近いわけでふっかと別れてからは自然と2人の空間になる
気持ちを伝えるなら今だとは思うけど、中々言えなくて毎回家に帰ると自分の情けなさにため息が溢れる
辰哉｢もうちょっとで卒業かぁ...｣
翔太｢なに？寂しいの？笑｣
辰哉｢...ねぇ、卒業しても連絡取り合おうな｣
翔太｢え、なに？急に女子みたいなこと言うじゃん｣
辰哉｢え、だって、こういう事卒業式の前までに言っとかないとさ、もう会えなくなる訳じゃん？｣
翔太｢そっか！俺ら卒業か！｣
辰哉｢そうだよ。もうみんなバラバラになるんだからちゃんと言いたいこと言っとかないとさ？｣
涼太｢確かにね。お断りします！｣
辰哉｢なんでだよ！｣
卒業まで残り１ヶ月くらいの時、ふっかがそう言った
言いたいこと...
ふっかと別れてから翔太と2人で歩く
翔太｢俺達も別れるんだな｣
涼太｢そうだね｣
翔太｢みんな違う学校か...｣
涼太｢...なんか、今までずっと一緒だったから違和感あるよね｣
翔太｢そうだね...涼太、あのさ、俺、涼太に言えてない事がある｣
涼太｢翔太...？｣
翔太｢俺...涼太のこと...｣
そこまで言うと翔太は黙ってその場に止まってしまった
俺、その後の言葉信じて言ってみてもいい？
涼太｢翔太、僕と付き合ってください｣
そう言うと翔太は驚いた顔をしたあとよろしくお願いしますと返事をした
それから俺達はずっと別れること無く一緒にいた
そして今、可愛い息子達と幸せに暮らしている
パパとママが結ばれた日〜高地家〜→←パパとママが結ばれた日〜宮舘家〜
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タピオカハリネズミ(プロフ) - リントさん» 本当ですか！？この構成めっちゃ悩んだんですけど、いいですよね！ (2022年2月12日 0時) (
レス) id: d75deb56f9 (このIDを非表示/違反報告)
リント - ちょっ、解釈一致すぎてヤバいですシチュが一致することはあるけど家族構成までまるまる一緒なのは供給過多でヤバい… (2022年2月11日 15時) (レス) @page8 id: 24beb2c446 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タピオカハリネズミ
| 作成日時：2022年2月8日 14時
