パパとママが結ばれた日〜宮舘家〜 ページ29
翔太side
｢僕と付き合ってください｣
そう言われるのに10年はかかったと思う
小さい頃からずっと一緒で親同士も仲良くて、ずっと一緒に居るはずなのに飽きるとか一緒に居なくてもいいなんて感情1回も持ったことなくて、逆に誰かとペア組む時とかこいつがいいって思うし、まだその時は小学生だったけど、彼の事が好きなんだと思ってた
でも、告白するには勇気が出ないでそのまま中学に上がった
辰哉｢え、それ告白しないの？｣
翔太｢はぁ！？無理に決まってんじゃん！｣
中学はクラスが離れてしまって会う機会も減ってあまり話さなくなった
登下校は一緒にするって事も最初だけで段々無くなっていってて俺達の関係も終わったのかと勝手に失恋した気持ちになってたら同じクラスで仲良くなった深澤ってやつが相談に乗ってくれた
辰哉｢え、絶対告白した方がいいって！｣
翔太｢お前、今までの俺の話聞いてた？もう会って話すことの方が少ないんだよ？｣
辰哉｢え、だって好きなんでしょ？ちゃんと気持ち伝えずに終わんの？｣
こいつに話すんじゃなかった
そう後悔した時には遅くて軽い気持ちで告白しろと言うふっかが目の前にいる
翔太｢俺、こんな事言うのもアレだけど、ガチだから｣
辰哉｢え、だから告白するべきなんじゃん｣
翔太｢そんな簡単に出来るものならもうしてるわ｣
ただひたすら告白することを勧めてくるふっか
まぁ、気持ちを伝えることは大事かもしれないけど、傷つく未来しか見れないから怖い
自分から傷つきに行くようなMじゃないからそこはさすがに躊躇う
そんな事を思いながら生活してると自然と涼太を避ける様になっていた
辰哉｢あ、なべー！｣
翔太｢は？お前、なんで...｣
辰哉｢最近仲良くなった。やっぱり他のクラスと交流することも大事じゃん？｣
涼太｢もう少しで卒業するけど｣
辰哉｢いや、まだ秋じゃん？あと何ヶ月かはあるんだし、仲良くなっても損は無くない？｣
翔太｢いや、もう遅いって。なんで今...｣
辰哉｢え、だってさぁ、翔太が...｣
翔太｢待て。その後の言葉は言うな｣
辰哉｢まぁ、舘さん、面白いし、仲良くなれて正解だって俺は思ってるから後は２人次第だね｣
3年の秋、ふっかが急に涼太と仲良くなった
あいつ、陽キャ過ぎるだろ...
まぁ、俺がふっかにしつこく告白しろと言われても中々しないせいって言うのはあるだろうけど
それからたまにふっかと3人で一緒に帰るようになった
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タピオカハリネズミ(プロフ) - リントさん» 本当ですか！？この構成めっちゃ悩んだんですけど、いいですよね！ (2022年2月12日 0時) (
レス) id: d75deb56f9 (このIDを非表示/違反報告)
リント - ちょっ、解釈一致すぎてヤバいですシチュが一致することはあるけど家族構成までまるまる一緒なのは供給過多でヤバい… (2022年2月11日 15時) (レス) @page8 id: 24beb2c446 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タピオカハリネズミ
| 作成日時：2022年2月8日 14時
