同窓会で。 ページ6
•*¨*•.¸¸☆*・゚
「いや、彼の言ってる覚悟はスマブラだと思いますけど」
「なーんだつまんなーい」
ぱなえの言葉に江口さんはぶーっと文句を言う。
つまらなかろうがつまろうが、私はスマブラなぞやりたくない。
なぜなら勝てないから(キリッ
「まあいいや、A来て」
『んー??』
「高校時代のクラスメイトに、Aの事紹介していい??ってかするね」
『拒否権なし』
「おー」
『マジすか』
一つの大部屋の前にたどり着いた壮馬くんは、躊躇なくその扉を開ける。
「連れてきたよ」
中からガヤガヤとした声が聞こえる。
まじかよ。何の心構えもしてないからドキがムネムネ、いや。胸がドキドキで壊れそう1000%love!!!!!!!!!!へい!!!!!!!!!!
「なにやってんの。早く入ってくれば」
『ふぁーwwwwびびったよぉwww』
「は?」
『ごめん。睨むなよ…』
優しくてを引かれて、部屋の中に入る。
その瞬間。
「うおー!!!まじかよ!!!」
「えっ。本物!?ちょーカワイイ!!!」
「やっぱお似合いだねーこの2人!!!」
「ってか、そーまずりぃぞ!!!」
「ほんとに付き合ってたんだねぇ。この2人…」
いろんな感想というか、なんというか。
みんなで私を置いて盛り上がる中、一人の女の人が目に入った。
悲しそうな、寂しそうな、それでいて愛おしそうな目で壮馬くんを見つめる彼女。
一瞬でわかった。
彼女は、私と同じ。
壮馬くんに恋してる…
「A??」
『え、あ、ううん。何でもない。えと、はじめまして…声優のA、です。壮馬くんとは4年程前からお付き合いさせていただいてます…よろしく…しますか??』
「いや、よろしくはさせない」
『なんでだよ。私の友人関係を、君に指図されてんの私』
「まあ、なんていうか、一応真面目に結婚考えてるから手出したら、ダメだよ??」
『スルーかよ』
…え??なに??プロポーズもどきに関してコメントは??って??
ありませんよ。
だって私も同じ気持ちだから。
さらに騒がしくなった大部屋、そして今にも泣き出しそうな彼女。
でも、ごめんね。
『壮馬くんは、誰にも渡しませんよ??』
「お前さー…さっきからさー…もーなんなの…」
『あ、照れた』
「うっさい」
繋がれた手にぎゅっと力を込めると、壮馬くんもぎゅっと握ってくれる。
この幸せは…私だけが知ってればいいって、思ってるから。
ある日のロケ。【ろいど軍曹 様リクエスト】→←相手の好きなとこ。
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ニンジン - この字、すこしみにくいです。内容はすごい良いので頑張ってください (2019年10月7日 14時) (レス) id: ef194ab887 (このIDを非表示/違反報告)
四葉花月 - この前この作品を見つけて一気読みしてしまいました!これからも頑張ってください! (2017年10月13日 16時) (レス) id: 172da6c005 (このIDを非表示/違反報告)
りさな(プロフ) - ありがとうございます!!待ってま〜す。更新頑張ってください (2016年12月31日 1時) (レス) id: a87a0f55df (このIDを非表示/違反報告)
【CN:みなせ】(プロフ) - りさなさん» ありがとうございます!了解しましたー!お時間かかると思いますが、気長にお待ちいただけると幸いです〜 (2016年12月30日 9時) (レス) id: 5ebc8b5d8f (このIDを非表示/違反報告)
【CN:みなせ】(プロフ) - レイナさん» 了解しました。一気に全員はかけないと思いますが、それでもよければ書きますよd('∀'*) (2016年12月30日 9時) (レス) id: 5ebc8b5d8f (このIDを非表示/違反報告)
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