【斉藤壮馬】とりあえず彼氏がイケメンすぎるので殴って罵倒していいですか。

特技:彼氏の出番をなくす。【黒兎様リクエスト】 ページ25

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夏休み終盤。というか既に九月。



やっと休みがかぶった私たちはプールに来ていた。



『プールとかいつぶりだー！？』



「A少しでも痩せれたの??」



『元から痩せてますがなにか』


壮馬くんの言葉に真顔で返せば、壮馬くんも真顔で戯言はいいから着替えてきな。と私を更衣室に押し込む。


なんだよあいつ。


新調したビキニにパーカーを羽織った状態で出ていけば、そこに壮馬くんはいなくて。


なんだよあいつ。(2回目)



私より着替えるの遅いとか何事。


プールサイドに既にとっておいた荷物置き場に戻り、壮馬くんの帰りを待つ。


待ち始めて、数秒。



「おねーさん1人??」



ナンパされました(真顔)



「おねーさんめっちゃビキニ可愛いじゃん。スタイルいいし??」



『んんっ…やっばぁ??そう思うよねぇ〜!!!』



あいにくと、ゃめてくださぃ…(渾身の可愛い声)なんてナンパ男を前にして萎んでしまう私じゃない。



こちとら声優だ。声ぐらいいくらでも操って見せようじゃないか。



『私ぃ、こんなかでいっちばぁん輝いてるでしょぉ??』


「…お、おう…」


『…で、何か用??』


ナンパ男がガッツリ引いたところで、今現在最低音で問いかければ、ナンパ男は顔色を変えて逃げていく。


なんだよあいつら。



「お前さー…彼氏の出番残しとけよ…」


かき氷両手に持った壮馬くんにも引かれた。



度し難い(渾身の低音イケボ)

特技その2:彼氏を怒らせる。【リクエスト･続】→←不意打ち禁止令府令。【リクエスト･続々2】

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