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洗濯物を畳んでお風呂の用意をした。

ご飯は作りかけなのか完成しているのかわからないけど、触らないことにして他の事を済ませた。




「ん……あれ、A?」

『あ、ただいま。』

「おかえりA。」




付き合ってるわけじゃない、ただの奇妙な同居生活。
そんな生活に安心を感じるのは何故だろう。


五条さんは掛けていたブランケットを丁寧に畳んで、ポケットに入れていたサングラスを掛けた。



『それ、』

「少しずつ呪力が戻ってきてるんだよね〜」

『呪力が戻ったらサングラスがいるんですか?』

「僕の目は超いいからね。こっちの方が楽なんだ。」




「さ、ご飯にしよう」とキッチンへと向かった。


今日のご飯も美味しい。
もう私の胃袋はガッチリと掴まれていた。




「Aのさ、満足そうな顔ってこういう顔を言うんだよね。」

『え、なんですか急に。』

「この前の合コンの男の前でどういう表情してたかはわかんないけど、ご飯食べてる時のAはすごく幸せそう。」

『…そんな顔してますか?』

「してるよ。Aのためにご飯作ってよかったって思わせてくれるぐらい可愛い。」




そんな事をサラッと言えてしまう五条さん。

恥ずかしくて俯いていたら「照れてるところも可愛い」と追い討ちをかけてくる。




「このままここにずっといるのもアリかな〜」

『いやいや…呪術界が困るんですよね、帰らなきゃ。』

「でも僕が帰ったらAも困るでしょ?こんなに甘やかされて元の生活に戻れるの?」

『今まで1人でなんでもやってきたので大丈夫ですよ、』




そりゃ急にいなくなったら寂しい。
この美味しいご飯を手放すのもツラい。




『…時間が許すならばゆっくり帰ってくださいね。』

「Aは優しいね。ホント彼氏がいないなら立候補しようかな。」




思わず「え」と乾いた声が出た。
五条さんはいつもの口調で「冗談、バラバラの世界に住むんだから。」と笑っていた。


同居して数週間。
まだまだ五条さんの事はよくわからない。






「(…まあ半分本気だけどね。)」




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くまこ(プロフ) - ルイさん» 500票目!一気読みお疲れ様でした!本当にありがとうございます✨ (2022年1月31日 19時) (レス) id: 906efc68a2 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 500票目失礼します!書き方もストーリーも好みで一気に最後まで読んでしまいました…!素敵な作品をありがとうございます! (2022年1月31日 1時) (レス) @page37 id: dd88096f0d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - ひなりさん» 最後まで読んで頂きありがとうございます!やっぱりトリップして来てほしいですよね…同感です笑 コメント頂いたので必ず番外編も書きたいと思います!ありがとうございました☺️ (2021年11月26日 13時) (レス) id: 73baee915b (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - むぅさん» 最後まで読んで頂きありがとうございます!続編も考えたのですが終わりどころ見つけられず諦めてしまいました💦番外編!期待されたら書くしか無いですね!しばらくお待ちください!必ず書きます!ありがとうございました☺️ (2021年11月26日 13時) (レス) @page30 id: 73baee915b (このIDを非表示/違反報告)
ひなり(プロフ) - 完結おめでとうございます!私の家にも五条先生がトリップしてきたらいいのに……と思いながら楽しませていただきました笑もしお時間あるときがありましたら、番外編を書いてくださると嬉しいです!!本当に面白かったです!これからも作品楽しみにしています! (2021年11月26日 7時) (レス) @page30 id: 51dad2d676 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くまこ | 作成日時:2021年10月9日 19時

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