もう一つの物語【S.S】６ ページ24
翔「あれから考えたんだ。俺は強がってるだけかもしれないって」
「…」
翔「正直辛かったし、好きだということすら伝えられなかったのも後悔した」
その横顔は少し寂しそうで。
ぎゅっと胸が痛くなった。
翔「確かに強がってる部分もあったけれど、今はもう純粋に、2人が幸せになってほしいなって思ってる(笑)」
「櫻井先輩は…？」
翔「え？」
「櫻井先輩の、幸せは…？」
翔「俺の幸せかー(笑)」
彼はうーんと考える。
翔「まぁ、今でも十分幸せだけどなー(笑)」
「ダメです！」
思わず大きな声を出してしまった。
「櫻井先輩は、もっと幸せにならなきゃダメです！」
ハッとして小さくなりながら頭を下げる。
「…すみません」
翔「いや、君のそんな大きな声初めて聞いたからびっくりした(笑)」
「…櫻井先輩は、いつも誰かの幸せを願ってばかりで…自分の幸せもちゃんと…」
信号が赤になる。
彼が私を見る。
翔「ありがと(笑)」
君もね、と優しい声で言う。
翔「もうそろそろ駅だね」
駅が見える。
もう着いてしまったのか、となぜか残念な気持ちになった。
駅前に車が止まる。
翔「着いたよ」
「ありがとうございました。なんとお礼したらいいか…」
翔「駅まで送っただけなんだから、お礼なんていらないよ(笑)」
気をつけて、とまた優しい声。
車を降りて頭を下げる。
彼は私に手を振ってから、車を発進させた。
私は車が見えなくなるまでそこに立っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 860人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
檸檬 - あれ、二つもおくっちゃってました(笑)すみませんでした(笑)最後が失敗なんてお恥ずかしい(笑) 今度こそ、終わります！(笑)ありがとうございました！ (2019年12月24日 19時) (
レス) id: 93e7b62bd4 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - この歌、歌詞を思い出してこれから先いろいろな壁にぶつかると思いますが、そんなときこそ頑張るのです！(笑) これからも、ayaneさんに良いことがたくさん起こりますように♪ 以上！檸檬でした！ありがとうございました！また会う日まで♪ (2019年12月24日 19時) (レス) id: 93e7b62bd4 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - この歌、歌詞を思い出してこれから先いろいろな壁にぶつかると思いますが、そんなときこそ頑張るのです！(笑) これからも、ayaneさんに良いことがたくさん起こりますように♪ 以上！檸檬でした！ありがとうございました！また会う日まで♪ (2019年12月24日 19時) (レス) id: 93e7b62bd4 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 『時には泣いていいよ 弱いとこ見せても大丈夫 でもそこで腐るな！まだやれるその先の夢(さき)』この歌詞、私が一番好きな歌詞です。 (2019年12月24日 19時) (レス) id: 93e7b62bd4 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - このお話を読むのが、毎日の楽しみになっていました！いつも、嵐のことをたくさん教えていただいたり、雑談をしたりと、とても楽しかったです！また、会える日がくるのならば、その時は今までみたいに仲良くしてくださいね♪本当に今までありがとうございました！ (2019年12月24日 19時) (レス) id: 93e7b62bd4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayane
| 作成日時：2019年11月27日 16時
