訪ねる ページ13
俺は1人で大野さんの家を訪ねた。
智「いらっしゃい」
和也「どうも」
突然訪問したにも関わらず、彼は迎え入れてくれた。
智「今日はどうしたの？」
和也「えっと…大野さん何してるかなって」
智「…ニノ、悩みでもあるの？」
和也「なんで？」
智「1人で来るなんて、よっぽどのことがあったのかなって思って」
和也「…さすがですね(笑)」
彼はホットコーヒーを俺の前に置いた。
和也「…ちょっと、聞いてもらってもいいですか？」
彼は黙って、描きかけの絵の前に座る。
俺は彼の背中に向かって、話し始める。
俺の好きな人には、永遠に忘れられない人がいます。
彼女は、2年前に恋人を亡くしていました。
"もう誰も愛せない"と彼女は言いました。
それでも俺は彼女が好きです。
好きで好きで、仕方がないんです。
どうすればいいのかわかりません。
ひたすらに同じことを繰り返し話した。
話のオチはない。だから大野さんにこうして相談している。
彼は絵筆を置いて、振り返る。
智「諦めた方がいいよ」
と言った。
智「その子は、諦めた方がいい」
和也「どう、して…ですか？」
智「ニノはさ、その子の何になりたいの？」
和也「…ちゃんと、彼氏になりたいです」
智「それは亡くなった恋人の代わりとして？」
和也「…違います」
智「なら、彼女は亡くなった恋人を忘れなきゃならない。でも忘れられないなら、ニノが彼氏になるのは無理だよ」
和也「…」
とても現実的なことを突きつけられ、俺は言葉を失った。
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檸檬 - お気持ちの回復本当に良かったですT^T 小説の続きを書いていただき本当に嬉しい限りです！ これからも頑張ってくださいね！ずっと応援し続けています♪ (2019年11月30日 20時) (
レス) id: 93e7b62bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます(；；)本調子とはいきませんが回復しました！ (2019年11月27日 16時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 複雑な気持ちの中、わざわざお返事ありがとうございます。私は、いつまでも待ち続けていますので、気持ちが落ち着くまで、ゆっくり休んでくださいね。 こちらこそ、これからも仲良くしてくださいね。 お気持ちの回復、願っております…。 (2019年11月17日 19時) (レス) id: 93e7b62bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - sakuninoさん» ありがとうございます。なるべく早く戻ってきますね。 (2019年11月17日 10時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - のりこさん» ありがとうございます。のりこさんのお言葉、とても嬉しいです。前向きに書けるようになったときはまたよろしくお願い致します。 (2019年11月17日 10時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayane
| 作成日時：2019年10月19日 9時
