ほろ酔い ページ20
誰もいない部屋で、俺はゲームをしている。
テキトーに飯を食って、いろんなゲームをしながら、何度時計を確認する。
もう21時を過ぎているのに、まだ彼女から連絡は来ない。
和也もう着きました?
そう送ってから30分が経っている。
既読もついていないので俺はイラつきながらゲームを放り投げた。
和也「…あのバカどこほっつき歩いてんだ」
ぶつぶつと言いながら靴を履き、玄関を出た。
駅に到着しかけたとき、彼女から返信が来た。
A今、駅に着く
俺は軽く舌打ちをした。
すぐ後に電車が来て、ぞろぞろと人が駅から出てくる。
その中に、おぼつかない足取りのAがいた。
和也「おい」
『あ、かずー(笑)』
彼女はえへへと笑いながら俺に歩み寄る。
頬は紅くなっていて、慣れない酒でも飲んだんだろうと思った。
和也「…連絡すんの遅いだろ」
『ごめーん、櫻井先輩が家まで送るって言ってくれたんだけど、和が怒るからって断ったんだ〜(笑)』
和也「は？なんで俺が怒んの？」
『だって今日の和ご機嫌ななめだもん』
誰のせいだ。
『でも迎えに来てくれたから嬉しー(笑)』
ほろ酔いの彼女は、俺と正反対に機嫌が良い。
翔さんにもそんな顔で、ふわふわとした口調で、甘えたような声で話していたのかと思うとなぜか余計に苛立った。
和也「わかったから、帰るぞ」
『はぁい』
おっとっと、とつまづいて転びそうになる彼女の腕を掴む。
『これは失敬失敬(笑)』
和也「俺の腕持って歩け」
『えーなんで』
和也「いいから」
彼女はハイハイ、と言って右手で俺の左腕を掴んだ。
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ayane(プロフ) - kazu_LOVE0617さん» ありがとうございます(；；)いえいえ！反応いただけて励みになります！ (2019年10月16日 21時) (
レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
kazu_LOVE0617 - こんばんは♪ ニノとひまわり畑のデートなんてロマンチック過ぎです(#´∀`#)ρ なんかこのお話すごくリアルで面白いのでついつい読んでしまいます（＊＾＾＊）ニノに告白された主人公ちゃん二人はどうなるんだろう…楽しみにしています！何回もコメントしてすみません。 (2019年10月15日 22時) (レス) id: d8e7581800 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - kazu_LOVE0617さん» 二宮さんの嫉妬かわいいですよね！笑 (2019年10月14日 21時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
kazu_LOVE0617 - きゃー(*^∀^*)にのちゃんが嫉妬しちゃった/(#A#)\たまらん(*＾∀＾*) 何はともあれにのちゃんが嫉妬するってかわい過ぎ。ヤバイわー(*^∀^*) いつも更新されるの楽しみにしながら待っています！頑張ってください(*^∀^*) (2019年10月13日 21時) (レス) id: d8e7581800 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - kazu_LOVE0617さん» 更新は一日二話できるように頑張ってます！(笑)これからも頑張りますね！ (2019年10月13日 21時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayane
| 作成日時：2019年10月2日 20時
