お狐さまのいうとおり。２【ars】【hsj】

死者召喚 ページ39

ゴゴゴ…


ピキッ、ピキィッ


地鳴りが起こり、地面に亀裂が入る。


潤「伏せろ！」


ドオンッ！！


爆発音と共に、砂埃が舞う。


雅紀「ゴホッゴホッ！」


砂埃が消えたとき、私たちの目に入ったのは…


巨大な骸骨の姿だった。


侑李「あれが餓者髑髏…！？古書でしか見たことなかったけど…こんなにも大きいなんて…！」


潤「アイツ、本当に蘇らせやがった…」


餓者髑髏は黒い怨念をまとっている。


涼介「いけ！餓者髑髏！」


餓者髑髏は手を振り上げる。


潤「避けろ！」


ドオン！


ガラガラ…


間一髪のところで避けた。


涼介「イヒヒヒッ、これで僕は神になる！(笑)」


智「まずいな…怨念の影響で理性を失いかけてる…」


『あの…知念さんにお願いがあります！』


侑李「何？」


『亡くなった彼の兄を一時的に蘇らせてくれませんか！？』


侑李「ちょっと待ってよ！できるにはできるけど、さすがにそれはリスクを伴うし無理だ！」


『それはわかってます。でも…彼を止めるにはそれしか方法がないんです！』


潤「俺からも頼む」


雅紀「後日、美味しいお菓子持ってくから！」


智「お願いだよ」


侑李「もうどうなっても知らないからね！」


ブォン


彼が地面に手をかざすと、六芒星が現れた。


侑李「『天光満つる所に我はあり。黄泉の門ひらく所に汝あり』…"死者召喚"」


バチバチッ！


電磁波のようなものが人の形になっていく。


涼介兄"これは一体…"


侑李「永久の眠りについていたあなたを再びこの世に呼び出しました」


彼は相葉さんを見た。


涼介兄"雅紀か…？"


雅紀「そうだよ！俺だよ！」

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