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崇拝 ページ35

夜。


嵐ノ森は、静まり返っていた。


『バラバラに別れて探りましょう』


3人「了解」


バッ


私たちは別れて探った。


餓者髑髏の封印の場所はどこに…?


怪しいものも見つからない。


『この辺りは何も無いか…』


ガサッ


誰かいる…!


『…誰?』


慧「お久しぶりです」


『伊野尾…さん?』


まずい、今は1人。


とにかく逃げなきゃ。


慧「"神"に頼まれたんですよ。あなたを捕まえるようにね」


『じゃあその神という人に伝えてください』


私は御札を出した。


『まっぴらゴメンですよって!!』


ビュッ!


ボンッ!


煙幕用で人間には攻撃力はあまりないものだが少しでも時間が稼げればいい。


慧「お見事ですが」


その人は私の真後ろに立っていた。


慧「もう鬼ごっこは終わりです」


『…!』


両手首を後ろから掴まれ、手を縛られる。


『離せっ…!』


慧「動かないでください。殺しますよ?」


彼が感情のない声で言う。


『私を殺したら彼らが怒ってあなた達を潰すでしょうね』


慧「怒る…?なぜです?」


『…わからないんですか?』


慧「僕にはわかりません。親の顔も知らず、ずっと1人で生きてきました」


『ずっと…』


慧「二年前、道端で倒れて、もうダメかと思っていたら涼介様に拾われました」





涼介「俺と一緒に来る?」


慧「え…」


涼介「俺はお前の神だ」





慧「彼はそう言って、僕を救ってくださいました。僕が不思議な力を持っていることに気づき戦闘術を教えていただきました」


『じゃああなたにとって、涼介さんは命の恩人…』


慧「そうです。だから僕は、涼介様を神と崇め、一生お仕えすると誓った」


『でも、山田さんがやっていることは…重罪なんですよ?』


慧「それでも僕は構わない。涼介様に仕えることができるなら」

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作品ジャンル:恋愛
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ayane(プロフ) - まっきぃさん» 初めてのコメントありがとうございます!最後まで読んでいただいて感謝です(;;)次回作もよろしくお願いします! (2019年8月21日 20時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
まっきぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます!コメントは初めてかな。妖狐の二宮さんにどハマりしてしまい、ずっと読んでました(^O^)結末は悲しかったけど、主人公がずっと笑顔で入れて良かったと思ってます。次回作も読みますね!! (2019年8月21日 20時) (レス) id: cc514bee80 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - 香織さん» 頑張ります! (2019年8月14日 20時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
香織 - 更新頑張ってください (2019年8月14日 8時) (レス) id: 482ce168b0 (このIDを非表示/違反報告)
香織 - ↓出血多量も含まれます (2019年8月13日 21時) (レス) id: 482ce168b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayane | 作成日時:2019年8月9日 20時

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