眼差し ページ1
『初めまして、AAと申します』
私は立ち上がり、頭を下げた。
藍「藤崎藍です」
彼女もペコッと頭を下げる。
潤「彼女はここの住人だよ」
松本さんが私を彼女に紹介する。
藍「…ぶっ、あはは！(笑)」
彼女は笑いだした。
藍「何その面白い冗談！このシェアハウスに6人目、ましてや女性なんて住むはずないでしょ！(笑)」
彼女はひーひーと笑いが止まらないようだ。
『いえ、それが…本当に住んでるんです』
藍「うそっ」
彼女は大野さんを見る。
智「うん。本当に彼女はここの住人だよ」
藍「…へー、そうなんだ…」
潤「で、トースト何枚食べる？」
キッチンに立った松本さんが言う。
藍「…いらない。帰る」
潤「は？」
彼女は部屋を出ていく瞬間に、私を睨んだ気がした。
・
・
・
・
『あのー』
潤「ん？」
朝食を食べ終え、後片付けをしながら松本さんに言う。
『さっきの女性って…』
潤「あー、藍のこと？」
『はい』
潤「藍は、俺の師匠の孫でさ、歳はAちゃんの一つ下かな。師匠のもとでコーヒーの修行してたときは彼女も毎日店にいたから、妹みたいな感じで仲良くなったんだ」
『藍さんのお仕事って…』
潤「デザイナーをやってて、あちこち世界を飛び回ってる。この前もNYへ長期出張だって言ってて、今日帰ってきたっぽいね」
『すごい方なんですね』
潤「自由奔放だからなにかと手がかかるけどね」
プルルル
松本さんのスマホが鳴る。
潤「もしもし、松本です。ああ、何？…別にいいけど。はいはい、じゃ」
電話の相手は予想がつく。
潤「今日、藍が晩ごはん食べにくるって」
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なおみ(プロフ) - めちゃくちゃ楽しかったです。癒されました。 (2019年11月13日 10時) (
レス) id: 32ced74999 (このIDを非表示/違反報告)
さとこ(プロフ) - めっちゃ面白くて更新するのずっとたのしみに頑張っていました！いいお話でした！ありがとうございました！(^^) また他の作品も作る予定がありましたら是非読ませてください！！ (2019年8月6日 1時) (レス) id: 519d2e0163 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - ユメさん» はじめまして！ありがとうございます！(笑)よろしければ新作の方も読んでいただけたら嬉しいです！ (2019年7月30日 10時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - はじめまして。頭から全部読ませていただきました。正担も副担も違いますが、つい読んでしまいました。ニノ君のことを思うと辛いですがハッピーエンドになってよかったです（涙）ホントにお疲れ様でした！！ (2019年7月29日 17時) (レス) id: 798b127b08 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - 瑠那さん» 私も自分で書いてて思いました…抱きしめてあげたいですよね(泣) (2019年7月25日 8時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayane
| 作成日時：2019年7月18日 8時
