職場のあの子 ページ1
仕事中はかなり忙しい。
『試薬入れる順番間違えないでね〜』
学生「すみません、この量で合ってますよね？」
『うん、大丈夫』
学生「すみませーん」
『はいはい；』
次から次に学生の質問責めにあう。
たまにテキストに書いてあることまで質問されるのでもう少し自分で考えることはできないだろうか…というのは顔に出してはならない。
慧「Aちゃーん」
背後からその声が聞こえる。
教授や学生、TA(Teaching Assistant)や同僚は私のことを"助手さん"か"Aさん"と呼ぶ。
仕事中に私のことを"Aちゃん"と呼ぶ人間はあの人しかいない。
振り向くと、学生が着ているものより少し青みがかかった白衣を着ているひょろっとした色白の男の子が立っていた。
白衣の胸元のポケットには"TA 伊野尾慧"と書かれた名札がついている。
『…何か？』
慧「失敗しちゃってもう一度やり直すから新しいマイクロチューブないかって聞かれたんですけど〜」
『わかった。持ってくる』
私は新しいマイクロチューブを持ってきて、彼に渡す。
『はい、これ渡してあげて』
慧「ありがとうございまーす(笑)」
彼はこの大学の院生で、実験のTAをしている。
終始軽い口調のこの男はなぜだか私に懐いていて、最近では馴れ馴れしすぎて若干鬱陶しいとまで思える。
顔は年齢よりも幼く見え、甘いマスクでいつも調子が良いことばかり言っているので女子生徒には大変な人気だ。
それでもやはり優秀で、頭の回転が速く私よりも先に問題を発見、解決したりする。
認めてはいるんだけどね…
ーーーーー
第二章のゲストは伊野尾慧くんでした！
彼が波乱を呼びます(笑)
お楽しみに！
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ayane(プロフ) - AKIさん» お優しいお言葉ありがとうございます(；；)そうですよね。大学に通えていることに感謝して、精一杯頑張ろうと思います！更新も頑張ります！(笑) (2019年7月10日 8時) (
レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
AKI(プロフ) - お疲れ様です！お話も気になるんですが、ニノが、会いに行くなんて以外！大学、、いいなあ〜私は、行きたくても行けなかったので、、学生生活謳歌してください。更新は待ちますので、身体に気をつけて！ (2019年7月9日 21時) (レス) id: fd77900a42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayane
| 作成日時：2019年7月6日 9時
